数理情報工学科には,海外の提携校からの交換留学生が半年または1年間滞在します.コロナ禍が明けて初めての台湾・中國科技大學からの交換留学生高郁晴(カオ・ユーチンさん)が1年間の留学期間を終え,所属していた古市研究室の学生達から送別会を行ってもらいました.カオさんは留学中4年生の岡田万実さんとチームを組んで男性美容を対象とした事業戦略について研究し,「男性美容コンサルティングチャットボット“智慧”の試作」というタイトルで日本デジタルゲーム学会で発表しました.帰国後も,この事業については台湾から協力していただけることになってます.1年間の日本留学の成果を,研究室の学生達との数多くの想い出と一緒に持って帰国してください.
数理情報工学科の教員や学生が行っている研究は,応用面からは多様ですが,基盤技術の多くは共通しており,一言でくくると「数理情報工学」ですが,その中で最も多いのは,データサイエンスとモデリング&シミュレーションです.この分野の研究者は学会や研究会などで定期的に集まって研究成果の発表会を行いますが,数理情報工学科在籍中または出身の先生方が多数を占める研究会が「データ数理学研究会」です.第3回目となる「データ数理学研究会」が 2023年7月22日(土)に都内で開催され,数理情報工学科の教員をはじめ,理工学部・精密機械工学科,広島市立大学,東京情報大学,阿南高専,東京農業大学等に加えて,データサイエンスに関わる企業の皆さん等が集まりました.
当日のテーマは,広島市立大学の今井哲朗先生による「感謝送付ツールtBCによる感謝ネットワークの分析」.tBCは,数理情報工学科の大学院博士後期課程の”現役”学生倉川清志氏が経営する(株)東京技術計算コンサルタントが社内で運用するシステムで,人事評価のうち情意評価を定量的に行うことが可能なことから,実際にボーナス査定で用いられているシステムです.今井先生は本システムを約2年間運用した結果を分析し,ネットワーク理論とAIを応用した予測システム等により解析した結果について発表しました.1件の発表に対して質疑応答を含めて3時間の研究発表会となり,学会が主催する研究会と比べると更に内容の濃い研究会でした.
2023年6月17日(土)に生産工学部では実籾キャンパスのグランドでスポーツ大会が行われました.
数理情報工学科の建物のまわりには多くの学生達の憩いの場がありますが,その一つが,ニュートンのりんごの木です.2023年6月23日(金),ついにりんごが5個実をつけました!落下するのは,おそらくあと10日後です.その瞬間を動画に記録した方は,ぜひとも数理情報工学科の事務室までご報告いただければと思います ;-)
2023年度1回目のオープンキャンパスを2023年6月10日(土)に行い,数理情報工学科のブースには多数の高校生の皆さんに訪れていただきました.数理情報工学科では,手描き文字の認識を行うAIプログラミングの模擬授業と,各研究室の学生が開発したAIチャットボットやVR,モーションキャプチャやシリアスゲーム等を体験していただきました.
日本大学では毎年新入生全員を対象としてワールドカフェを実施します.対面での実施は4年目,今年は日本大学全体で約15,000人の新入生が最寄りのキャンパスに参集し,生産工学部には約1,200人の学生が集まりました.トータル3時間のワールドカフェを45秒の動画にまとめると,こんな感じです.他学部から来てくれた学生の皆さん,また機会があれば,生産工学部に来てください!
数理情報工学科では毎年10名をこす学生が教員免許取得のため教育実習に行きますが,概ね今の季節に行います.本日は,神奈川県藤沢市にある藤嶺学園藤沢高等学校で,見坐地研究室所属の4年生の学生外山隆太君が,1年生の数学を担当し,その様子を研究室の見坐地先生が見学させていただきました.担当した単元は三角関数.三角関数の定義と特徴を板書とタッチパネルを使って説明しており,見坐地先生から見てもとてもわかりやすかった授業だったそうです.
数理情報工学科の自慢の一つはeスポーツスタジオで,この施設を使って教員や学生はeスポーツをテーマとした研究に取り組んでいます.今年度,古市研究室では新たにプロのeスポーツプレイヤとして活躍している環境安全工学科4年の柿沼秀真君(今村研究室所属)の卒業研究に協力することとなり,2023年5月18日,「eスポーツは卒業研究のテーマになるか?」というタイトルで対談を行いました.
対談には古市研究室所属の博士後期課程学生関口和巳君も加わり,eスポーツ用のゲーム開発をする立場として古市教授がインタビューする形式で行いました.柿沼君は「かきP」として知られるプロのeスポーツプレイヤで(NORTHEPTION所属),Shadowverse 世界大会2021優勝, rage shadowverse 2021 winter 優勝等,学業と両立させている学生です.今回の対談では,卒業研究のテーマの洗い出しを目的として「シャドバの運要素について」をテーマとして約1時間対談を行いました.本動画では,その一部をご覧いただけます.
結論だけを言うと,卒業研究のテーマとしてプロのeスポーツプレイヤが自ら行う研究は大変貴重であることがわかるとともに,シャドバの運要素について過去の自らの対戦結果を分析することは今後のゲーム開発者にとってもとても貴重な知見となり得る,ということが本日判明しました.
今後柿沼君は過去の対戦結果のいくつかを分析し,その結果をまたこのメンバで討議することとなりました.今後の経緯をお楽しみに!
日本大学の教員がどのような研究を行っているかを広く知ってもらうため,「日本大学Web研究発表会」を行うこととなりました.本発表会では日本大学の全学部から52名の教員が選ばれ,生産工学部からは数理情報工学科の古市教授と大前専任講師が発表しました.その他に,日本大学全体には情報工学または情報科学を学ぶことができる学部が4つあり,この分野では数理情報工学科の古市教授と文理学部の大澤正彦助教が選ばれて発表しました.以下の動画2件はこれらの発表です.
数理情報工学科のeスポーツスタジオは,eスポーツを通じて人を惹きつける表現とは何かを研究することで,私たちの生活を豊かにするモノづくり・コトづくりにつながる自主創造の精神を育てることを目的として令和4年(2022年)4月に開設しました.ゲーミングPC11台と音響設備・配信機材を取り揃え,学生自らがイベントを企画・運営・開催することができます.
昼間は主として研究用に数理情報工学科の学生が利用し,夕方以降はeスポーツ研究会(公認サークル)が大会の準備活動や,大会に向けてトレーニングに日々励んでいます.
3年生を対象とした選択科目「数理情報工学特別講義」は,毎週卒業生の方がオムニバス形式で自分の経験等に基づき現在所属する企業やその業界の紹介,後輩たちへのアドバイスを行う講義です.2023年1月20日(金)は2019年度の卒業生で現在マーケティングの会社に勤める方から「キャリアの拓き方」というタイトルで講義していただきました.この先輩は3年生の時に香港の企業で2週間の生産実習を行う等,在学中からグローバルな視点で世の中を観ることができ,現在でもその視点を活かした仕事をされているようです.
適応型ヒューマンインタフェース等に関する研究を行っています
シリアスゲーム(世の中の課題解決に役立つコンピュータゲーム)の作り方,
現実社会をコンピュータ上で再現して世の中の課題(災害,交通,防衛,歴史等)を解決するモデリング&シミュレーションに関する研究を行っています.
「おもしろい」と「かわいい」を感じられるデザイン、誰かのために役に立つデザインを創出するための研究を行っています
システムLSIのテストCAD等に関する研究を行っています
数理情報工学科は津田沼校舎に位置します