3年生の伏見有史君(片手ルーピックキューブの2011年度世界チャンピオン)が,2017年7月13日-16日にパリで開催されたルービックキューブの世界大会に出場し,この度帰国しました. 今大会での成績は,3x3x3片手部門では最高で10位,3x3x3部門では32位でした.3x3x3片手部門では表彰台を狙えるレベルだったため,本人にとっては悔しい結果となった反面, 次年度に向けてとても良い経験となったとのことです.
なお,8月5日,6日に本学部で実施するオープンキャンパスでは,伏見君に世界大会への参加報告と併せて模範演技をしていただきます.多数の皆様のご来場をお待ちしております.
2017年7月16日(日)に2017年度初めてのオープンキャンパスを行い,数理情報工学科には昨年を大幅に超える数の高校生の皆さんにお越しいただきました.世界的に,人工知能,ビッグデータやロボティックスへの関心が高まっており,コンピュータ・サイエンス及び数理工学の専攻を希望する学生が増えている事を実感させられました.次回のオープンキャンパスは8月5日と6日,数理情報工学科のオープンキャンパスは更に盛り上がります.
2017年6月26日に女子中高生のためのオープンキャンパス(キャンパスカフェ)が実施され,基調講演者の一人として数理情報工学科卒業生の植竹未来氏が講演されました.植竹氏は,所属した研究室で様々なバーチャル・リアリティの応用システムの試作を手がけ,卒業研究では脳波による機器制御能力向上を目的としたシリアスゲームを試作されました.数理情報工学科のメディアデザインコースで学んだ技術を活かし,現在はコンサートや舞台等で利用するインタラクティブな電飾システムの開発を手がけ,様々なミュージシャンの全国ツアー等にも同行する仕事を(株)コマデンで行っています.どのような事を学んで今の仕事を選ぶに至ったかを,女子中高生に皆様に向けてご講演いただきました.
数理情報工学科を知るには,学生に語ってもらうのが一番.
見坐地一人教授が,環境安全工学科の秋濱一弘教授と共に(公益社団法人)自動車技術会(JSAE)からフェローエンジニアの認定を受けました.第11回(2017年度)JSAEフェローエンジニアには8名が認定され,見坐地先生は振動・騒音・乗心地/教育部門で,秋濱先生は熱機関/研究部門で認定を受けたものです.JSAEフェローエンジニアは,日本を代表する自動車技術者として,自動車技術に関する広範な総合的知見と極めて高度な専門知識と経験を有することが認められたエンジニア(技術者)のことです.日本最大の学術団体である自動車技術会(会員数約51,000名)において,現在まで 69名が認定されている自動車エンジニアとして最高位の資格です.
3月16日〜18日に名古屋大学で情報処理学会第79回全国大会 が開催され日本大学の全学部からは23件が発表しました.そのうち数理情報工学科からの発表は7件で,多数の教員と学生が参加して日頃の研究成果を発表しました.2日目の午前中にタイトル「交通シミュレータFITSへの自転車モデルの導入と試作」と題して発表したメディアデザインコース3年の高橋昂大君は,学生奨励賞を受賞しました.本研究は,古市研究室の先輩が代々引き継いで構築しているマルチエージェントシミュレーションのための開発実行環境FUSEの上に開発した交通シミュレータFITSの上に,新たに歩行者モデルと自転車モデルを導入した成果に関するものです.開発にあたっては,3年生の必修科目である数理情報工学演習の一環として,同じくメディアデサインコース3年の生駒宇史君に加えて,歩行者モデルを担当した4年生数理情報システムコースの今井敬太君,博士後期課程の小林篤史さんとの共同研究により実施しました.これの完成により,道路と人と自転車が混在する交通環境をコンピュータ上で再現することができ,交通安全のための対策及び啓蒙,都市計画の立案等への利用が期待されています.
日本デジタルゲーム学会の年次大会が3月11日〜12日に愛知県で開催され,情報工学コース3年の新井恒陽君が学生奨励賞を受賞しました.発表タイトルは「子どもの協調性向上を目的とした大縄跳び訓練シリアスゲームの開発」で,同じ古市研究室のメディアデザインコース3年黒田君と来嶋君の3人で数理情報工学演習(必修科目)の一環として開発した成果をインタラクティブセッションで発表したものです.本シリアスゲームは,古市研究室で長年取り組んでいる子供達の協調性をゲームの力で向上させるために開発したもので,2人から4人で行う大縄跳びを対象としたものです.シリアスゲームの内容は紹介ビデオをご覧ください.
数理情報工学科は津田沼校舎に位置します