受験という厳しい関門をくぐってきたばかりの1年生の学生諸君に、就職の問題を取り上げるのは時期不相応と考える人もいる ことと思います。しかし、1年の計は元旦に有りの格言ではないが、この時期からじっくり将来のことを考えることが、勉強の方向付けを確かにし、4年間の大 学生活をより充実した意義のあるものとすることができます。 就職とは広辞苑でみると「職につくこと」とあり、職とは「(i)担当の務め、またその地位、(ii)生計のための仕事・職業、(iii)身につけた技 能」 とあります。これを系統的に考えると、身につけた技能を生かして、担当の務めを果たし、それによって暮らしも立てるということになるであろう。

ところが、近年学生諸君の中には、就職というものを履き違えて就社のように考える人が少なくない。つまり、大企業、公務員になることが最大目標のように 考え、それらの会社に入社できればあとはどうにかなるであろうとの甘い考えを抱く学生諸君が近年特に目立ってきています。特に今日、高度経済成長が安定成 長から減速成長に入るにつれ、学生諸君の就職に対しての考え方が、自らの技術を生かせる職場という本来の考え方とは裏腹に、自分の専門とはかけ離れても、 安全(潰れない?)な職場を志向するようになってきています。

しかし、過去を振り返ってみれば分かるように、これからの大企業、公務員といっても、時代が推移すればどのようになるか先を予測することはできません。 また所属の職場が安定していたとしても、自分の目標とは違って、ただ単に安定のためのみで仕事を選択した場合、長い人生を考えてみれば退屈この上もなく、 つまらない人生を歩むことになるであろう。このことは社会保障の最も行き届いたスウェーデンで自殺が一番多いということにも通じます。

さらに企業の側でも、もはやそんな意欲の無い人を抱えている余裕はなくなっています。今日多くの企業は人材をただ単に人より知識があるとか、成績がよいということでなく総合的な能力をもった人材を求めるようになってきています。

数理情報工学科では、生産工学部の就職指導課と一体となり、学生諸君の実力と素質(性格等)をもとに、就職委員並びに卒業研究指導教員が諸君の将来の進路について日頃から情報を交換し、各自の志望に対処できるように努力しています。

就職指導

就職指導に関しては、就職指導課発行の「就職の手引」と「就職対策テキスト」が4年次4月のガイダンスで配布されます。ま た、3年次に就職対策講座及び合同企業セミナー等があるので掲示に注意し、必要な情報を逃さないようにして欲しい。「就職調査カード」と「就職申込カー ド」は必要事項を記入し、5月末日迄に数理情報事務室へ、「採用決定者登録票」は卒業時に進路先名簿配布の為、就職・進路が決定したら速やかに提出すること。なお、数理情報工学科でも数回の就職ガイダンスを実施しています。

公務員を目指す

公務員には、国家公務員と地方公務員に分かれ、さまざまな組織・職種があって、採用試験もそれだけ種類が多岐にわたっています。


国家公務員の場合、一般的には現在の学校区分の程度に応じて、採用 I 試験(大学卒業程度)・採用 II 試験(短大・高専卒業程度)・採用?試験(高校卒業程度)に大別されます。このうちで最も高度の学力と教養、或いは優れた資質を要求されるのが上級試験で あって甲種と乙種があります。申込受付は例年5月中旬に行われる第一次試験(教養・専門多岐選択式)と二次試験(専門・総合記述式と人物試験)があり合格 すると採用候補者名簿に登録され、志望する官庁を考慮のうえ成績順に推薦し各省庁の行う面接、身体検査などに合格して、初めて採用内定となります。
地方公務員の場合、各都道府県および市により多少異なるが、採用試験方法、出願手続きは、国家公務員と同様のやり方がとられています(詳細は当該機関に問い合わせのこと)。


したがって、公務員受験者は、公立学校の教員の場合と同様に採用試験に合格しても必ずしも採用されるとは限らないから、志願者はあらかじめこの点を心得 ておくべきです。また、公務員採用試験の倍率は一般に高いので徹底的に勉強する必要があります。生産工学部では「公務員対策講座」を実施しているので、公 務員志望者は1年次から積極的にそれを受講することを勧めます。

各種資格の取得法

  • 情報処理技術者
    • 情報処理技術者試験は、情報処理の発展の中核的役割を果たすべき技術者を育成確保するための施策として行われ、情報化時代における1つの技術レベルのめ やすとなる国家試験です。この試験に合格しないと情報処理の業務に従事できないというものではないが、在学中でも受験ができ、試験内容も本学科のカリキュ ラムで学ぶ部分が多い。さらに、この資格を有していると就職時にも有利に取り扱われることがあるので、沢山の学生が受験することが望ましい。 詳細については、次のホームページを参照されたい。 http://www.jitec.ipa.go.jp/
  • 教育職員免許
    • 中学、高等学校等の教員になるためには、教育職員免許法に定める所の免許状を有する必要があります。そのために本学部では教職課程が設置されています。 教職課程の履修に関しては、“キャンパスガイド”に詳しく述べられているので、受講希望者は熟読して欲しい。
  • CG検定
    • CG-Arts協会が実施するCGクリエータ,CGエンジニア等メディアデザインに関する資格試験です。2012年度に数理情報工学科はCG検定において全国トップ10を達成した他,毎年多くの学生が受検しています。http://www.cgarts.or.jp/

主な就職先

  • NEC
  • NECソリューションイノベータ
  • 日本特殊塗料
  • 日立製作所
  • 日本IBM
  • 富士通
  • マイクロソフト
  • NTTデータ通信
  • NTTPCコミュニケーション
  • 三菱スペースソフトウエア
  • 三菱電機インフォメーションシステムズ
  • CSK
  • 住商情報システム
  • ダイワボウ情報システム
  • 東芝情報システム
  • 日立情報システム
  • 川鉄情報システム
  • みずほ総研
  • 三井造船技研
  • 川崎重工業
  • スズキ自動車
  • 本田技研工業
  • 富士重工業
  • 東洋ゴム工業
  • 古河電機工業
  • 三共
  • 協和エクシオ
  • 日本コムシス
  • オービック
  • 小林電子産業
  • リョーサン
  • クレオ
  • サイバネットシステム
  • 東燃システムプラザ
  • 松下システムエンジニアリング
  • メイテック
  • 清水建設
  • 大成建設
  • サココンサルタント
  • 構造計画研究所
  • エクサ
  • ニークシステムテクノロジー
  • 伊藤忠テクノサイエンス
  • 凸版印刷
  • ヤフー
  • サイバーエージェント
  • プレミアムエージェンシー
  • 公務員
  • 公立学校教員
  • 私立学校教員