国際会議 ITC-30 (The 30th International Toki Conference on Plasma and Fusion Research)において,数理情報工学専攻・大学院博士前期課程2年の鮑杰 (Bou Che)さん(伊東研究室所属)の論文が採択され,2021年11月19日に発表しました.例年,この国際会議は岐阜県土岐市で開催されておりますが,今年度は完全オンラインでの開催となりました.
鮑さんの発表は,LHD (Large Helical Device)内部における磁束線に沿ったメッシュ分割に関するものです.これまでに,伊東研究室において,メッシュが壊れた場合でもそれを検知し自動的に修正するスキームが開発されましたが,鮑さんは同スキームの一部を改良し,磁束密度Bに依存した初期メッシュでの性能評価をした結果を発表しました.今回使用した初期メッシュは,LHD内部でのシミュレーションで実際に用いられるものに準拠しており,従来性能評価で使っていたものと比較してより実践的なものですが,問題なくメッシュ分割できることを確認しました.
令和3年度「日本大学 医工連携シンポジウム」が日本大学人工知能ソサエティ(NUAIS)、日本大学ロボットソサエティ(NUROS)、生産工学部With-Robot リサーチ・センター、生産工学部人工知能リサーチセンターによる共催で、令和3年12月17日(金)にオンラインにて開催されます.数理情報工学科の見坐地一人教授が組織委員,数理情報工学科の出身で現在理工学部の粟飯原萌先生が実行委員を務めています. 詳細はこちらをご覧ください.
国際会議JSST2021 (The 40th JSST Annual International Conference on Simulation Technology) において,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の山下泰河さん(伊東研究室所属)の論文 "A Paralellization Strategy for Incomplete Decomposition-based Preconditioning for Solving Linear Systems" が採択され,2021年9月1日(水)に口頭発表しました.元々,この国際会議は京都の同志社大学で開催予定でしたが,緊急事態宣言発令中であったため,オンラインカンファレンスとして開催されました.
山下さんは,大規模連立1次方程式の反復解法について研究しており,今回はできる限り逐次的な処理を排除した前処理を提案し,スーパーコンピュータで並列処理のしやすいアルゴリズムにすることで,高速に解くことにチャレンジした結果について発表しました.
浦上研究室の学生3名と見坐地研究室の学生1名が日本ディープラーニング協会が主催する「G検定」に合格しました。G検定は日本でほとんど唯一の人工知能(AI)についての資格で、近年大きく注目されています。
令和3年度 日本大学生産工学部 校友会数理情報部会オンライン懇親会
以下の通りオンライン懇親会を実施いたします.同窓生の皆様の参加をお待ちしております. 参加申し込みは,以下の出欠申し込みフォームにご記入下さい,〆切は11月5日です.
対象者:OB・OG,教員の方 日時:2021/11/6(土) 17時30分~20時 会費:無料 開催形式:zoom(WEB会議システム)
こちらにて詳細をご確認頂き、参加/不参加についてご回答ください。 (Zoomの取り扱いについても説明を入れておりますので、はじめての 方でもご参加いただけると考えております。) より詳細な開催要項については参加とご回答いただいた方へ、改めてご連絡致します。 回答締切:11/5(金) 年一度の機会ですので、ぜひご参加ください! よろしくお願いいたします。 常木 太一(2012年卒)
日本大学には情報工学または情報科学を学ぶことができる学部が5つあり,毎年教員が集まって互いに教育や研究への取り組みの工夫を情報交換する「日本大学情報系5学部教員連絡協議会」を開催しています.昨年はコロナ禍のために中止しましたが,23回目となる2021年度は数理情報工学科の主催によりオンラインで2021年8月24日(火)に開催いたしました.
協議会では,参加者全員の自己紹介を行った後,情報教育に関する各学部での取り組みについて各学部から30分発表していただきました.各種のLMS(Learning Management System)やYoutube Liveの活用事例に加え,ドローンの活用や障害者を対象としたオンライン授業のための教材作成法等,様々な取り組みについて有益な情報交換を行うことができました.来年度は,工学部の主催により行います.
NHK総合の番組「歴史探偵 長篠の戦い」(2021年5月19日(水)放送)が8月13日(金)22:30に再放送されます!本番組には生産工学部数理情報工学科の古市先生と理工学部精密機械工学科の粟飯原先生が出演します.古市先生は人の行動等を人工知能技術を用いてコンピュータ上で再現するモデリング&シミュレーション技術及びシリアスゲームへの応用で知られており,粟飯原先生は古市研究室出身で戦国時代の戦いを再現するウォーゲームFAiBS(Furuichi Aibara Battle Simulator)の開発等で知られています.今回番組で取り上げるのは1575年の徳川・織田連合軍と武田軍との長篠の戦いです.番組では愛知県新城市設楽原歴史資料館館長の湯浅大司氏と,歴史学者の平山優氏に史実や先生方から当日の鉄砲の性能や両軍の戦い方等について教えていただき,古市先生と粟飯原萌先生がモデリングを行い,FAiBS上に長篠の戦いを再現しました.
長篠の戦いは 徳川・織田連合軍と武田軍をあわせると約4,000丁の火縄銃が使われた戦いとして有名な戦いですが、小学校で我々が学んだ三段撃ちが本当に戦いで行われたのか,負けた武田側はどのような戦いをし実際のところの優劣はどの程度であったのか等を番組用に開発したFAiBSで再現しました.特に,火縄銃の連射性能や銃兵の練度等を如何にモデリングするかを工夫し,史実で知られているいくつかの事象を再現することができた点等を,番組でお楽しみください.
●歴史探偵番組ホームページ
歴史探偵が2021年4月から毎週水曜のレギュラー番組となる以前,歴史探偵「本能寺の変」と 「黒船来航」にも古市先生と粟飯原先生が出演し,人工知能技術を用いた明智光秀による丹波亀山城から京都本能寺までの深夜の行軍やペリーと徳川幕府のお台場での仮想の戦いを再現しました.読売新聞の記事でも本能寺の変と黒船来航等番組が紹介されています.
■番組名 「歴史探偵 長篠の戦い」 ■放送日時 ・本放送:2021年5月19日(水)夜10時30分~11時15分 NHK総合 全国 ・再放送: 5月21日(金)※木曜深夜 0時52分~ 1時37分 NHK総合 全国 ・国際放送:本放送と同時間 ・NHKオンデマンド:1年配信 /NHKプラス:1週間配信 /Tver:1週間配信 ■番組紹介 俳優・佐藤二朗ひきいる「歴史探偵社」が、今回調査するのは「長篠の戦い」です。これまでの通説では『信長の鉄砲隊に武田の騎馬隊がやみくもに突撃し、壊滅した』とされてきました。しかし近年、武田の鉄砲隊や信長が準備した陳城についての研究が進み、この通説が覆ろうとしています。実際の戦いはどのように行われたのでしょうか?番組では、火縄銃の発射実験や両軍の鉄砲隊同士のシミュレーション実験、さらに戦場跡から見つかった鉄炮玉の化学調査を実施。徹底調査で真相に迫ります。
数理情報工学科の3コースのうち,2コースが2022年春から新しくなります.
梅雨の合間に絶好のテニス日和となった2021年5月15日(土),生産工学部ではスポーツ大会が開催され,数理情報工学科は1年生の有志9名と教員4名(伊東先生,新井先生,関先生,見坐地先生)が参加し,テニスのリーグ戦で1勝1敗となり,3チーム中2位で決勝リーグ進出しました!
数理情報工学科は津田沼校舎に位置します