卒業研究は大学生活の総括とも言える重要な科目であり、必修科目と指定されています。


卒業研究は、3年次までに履修した知識を総合的に活用し、1つのテーマのもとで研究を行い、その成果を論文の形でまとげあげ発表するものです。学生は、 卒業論文の作成によって、初めて研究の仕方、材料の集め方、そのまとめ方、論文の書き方、発表の仕方等普段の講義によっては得られないものを会得するであ ろう。その実施に当たっては、指導に当たる教員、大学院生、学友と十分に討議を重ね、記憶力よりむしろ理解力と創造力を積極的に発揮しなければならない。 このような知的能力の開発は、将来研究者として立つ人ばかりでなく、技術者や教育者として頭を使って社会で活躍する人にとっても不可欠です。


卒業研究に着手できるのは、取得総単位数が100単位以上で、かつ3年次までの未修得の必修科目数が3科目以内の学生です。卒業研究着手者名簿は4月初頭に発表されます。

卒業研究の実施方法

どのように卒業研究を希望するかは、各研究室より3年次後期に発表される卒業研究課題を参考にして、卒業研究課題を指導す る教員との対話あるいは卒業研究発表会などに積極的に参加することで研究内容をある程度理解したうえで、希望する研究室を選ぶことが大切です。希望する研 究室へのアプローチは、学生自身の積極的に研究を理解しようとする姿勢が重視されます。研究テーマが決定したならば、次はいかなる方法で研究するかを考 え、なるべく詳細に計画を立てます。もちろん研究の進行に伴い予期に反する事情が起こり、計画を変更しなければならぬ場合もあるから、ある程度弾力性のあ る計画が望ましい。周到な研究計画は無駄を省くと同時に手落ちを無くし、最少の労力と短期の期日とをもって目的を達成させる第一の近道です。研究計画が決 まったなら、今度は材料集めにとりかかります。家の設計図ができ上がったら、それに基づいて必要な建築材料を集めるのと同じことです。
テーマの性質によって、実験・観察・調査と方法はいろいろありますが、とにかく材料は豊富でなければなりません。貧弱なデータの上に大きな論文を組み立てたのでは、いわゆる砂上の楼閣で不安定この上もない。
12月の授業の終了日に卒業研究本論文を数理情報工学科事務室を通して指導教員に提出します。本論文の書き方はそれ自体論文作成の重要な作業であるが、 ここで簡単に規定できないので指導教員の指示に従うものとします。提出された本論文は各研究室に永久保存されます。
1月末に卒業研究概要集の原稿を4年担任まで研究室毎にまとめて事務室に提出します。原稿の形式は指導教員の指示に従うものとします。なお、この概要は“ 数理情報工学科卒業研究概要集”として印刷・製本され、2月末に各人に配布され卒業研究発表会で使用します。また、数理情報工学科の各研究室をはじめ学部 内外で永久保存されます。
卒業研究発表会は各自が取り組んだテーマに関する成果を発表し、客観性を問う為に行うものです。また、そこで得られた意見および批判を基に、これからの 発展に反映させ、役立ててほしい。なお、2・3年生の将来、卒業研究テーマを選択するとき大変参考となるでろうから、この機会を逃さず先輩の発表会に積極 的に参加することが望ましい。数理情報工学科では2月下旬に、卒業研究発表会を開催します。

主な卒業研究テーマ (今後の予定も含む)

  • ミクロモデルに基づく道路交通シミュレーションと渋滞原因解明に関する研究
  • マルチプレイヤネットワークゲームにおける人工知能の応用法に関する研究
  • シリアスゲームのデザイン法に関する研究
  • マルチエージェントモデルによる災害時避難シミュレーション法に関する研究
  • 協調型音楽メディア作成環境へのマルチユーザタッチパネルの応用法に関する研究
  • 超音波探傷に関する研究
  • 需要予測に関する研究
  • 物理現象のシミュレーション
  • AHPによる地震災害危険度の解析
  • 情報化社会における気象情報のあり方
  • データベースを用いたペーパーレス化
  • 電力需要予測に関する一考察
  • 衛星画像による都市の植生評価
  • DTMにおける作曲支援
  • 有限要素法による強制対流の数値シミュレーション
  • 有限要素法による熱源角柱まわりのLarge-Eddy Simulation
  • 圧縮性Euler方程式のTVD有限要素解析
  • 乱数について
  • 統計的シミュレーションによるシステムの最適化問題
  • コンピュータ(インターネット)を利用した教育支援システムの開発
  • 車両用防振ゴム振動特性に関する研究
  • 免震構造の振動応答に関する研究(積層ゴム型及びすべり摩擦型免震について)
  • 容器構造の動的挙動に関する研究(応答解析と加振実験について)
  • ペトリネット理論による離散事象システムのモデル化と挙動解析
  • 社会情報学と社会システムの構造解析
  • 情報ネットワークシステムの性能評価
  • 主成分分析、AHPを用いた企業選択
  • 数量化 I 類によるコンビニエンスストアの売上予測
  • 重回帰分析による賃貸住宅の価格の推定
  • 最良優先探索による詰将棋プログラム
  • エキスパートシステムによる発注システムの構築
  • インターネットおける人工生命
  • 有限要素法-セル・オートマトンによる構造物の自己組織化シミュレーション
  • 境界要素法の2次元自由表面問題への適用
  • 射影フィルタによる弾性体の欠陥同定問題の解析
  • 風力発電導入地点の風況および発電量の予測
  • 風車の周辺へ及ぼす騒音予想について
  • 翼列翼の非定常空気力の計測
  • 流体潤滑問題の数値シミュレーション
  • 二次元熱伝導現象のシミュレーション
  • 魚の推進メカニズムの流体力学的解析
  • AHPによる新車の選定
  • 3次元空間における多関節ロボットの障害物回避システム
  • AHPによるゲームソフト売上順位予測
  • 遺伝的アルゴリズムによる構造フォルムと施工経路の最適化
  • 拡散ラティスガス・セルラーオートマタと複雑系
  • 簡単なルールを持つ個体群による協調作業の創発

 



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eスポーツスタジオ
  • シミュレーション・データサイエンスコース/数理情報システムコース
  • 定員50名
  • 2年前期決定
    一部少人数クラス
    IT/AI/自動車/通信等各企業を目指す学生多数
    数学教員を目指す学生も多数
    計算力学技術者検定,
    E検定,G資格等を多数が受検
    大学院進学者も多数
  • メディアデザインコース
  • 定員50名
  • 2年前期決定
    一部少人数クラス
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    全員CG検定を受験
    基本情報技術者等も多数が受検
    大学院進学者も多数
  • コンピュータサイエンスコース/情報工学コース
  • 定員40名
  • 1年前期決定
    少人数クラス
    IT/AI/通信/電機/半導体メーカ等を目指す学生多数
    卒業時技術士補を取得
    基本情報処理技術者試験等を受験
    大学院進学者も多数
  • 大学院数理情報工学専攻
  • 定員10名
  • 前期博士課程(2年)・後期博士課程(2年)
    少人数クラス
    各業界研究開発職を目指す学生多数
    仕事をしながら博士号を目指す社会人博士後期課程学生も多数

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