2018年6月8日から10日に中国・長春市の吉林動画学院(Jilin Animation Institute)で行われている国際大学生ゲームジャムに,古市研究室に所属している3年生の留学生2名が参加し,4カ国から集まった総勢73名の学生が48時間でゲームを制作中です.スタッフとして参加中の古市教授が,現地よりレポートします.

国際大学生ゲームジャムの会場入り口前

中国・吉林省の長春市は,多数のアニメーションやゲーム制作会社が集まっていることから中国東北部のクリエイティブ・テクノロジー都市として知られている.この産業を支える人材育成を行っているのが吉林動画学院であるが, 創立は2000年と,大変若い私立大学である.本大学は,本ゲームジャムの主催者であるゲーム学院(School of Games),アニメーション芸術学院(School of Animation Art),コミック学院(School of Comics),インダストリアルデザイン学院(Shool of Industrial Design)をはじめとする12の学部を備える総合芸術大学で約12,000人の学生が学んでいる.

国際大学生ゲームジャム会場の中

本ゲームジャムは今回が3回目であり,中国からは5大学39名[吉林動画学院(28名),吉林芸術大学(4名),河北美術大学(4名),金稜科技大学(2名),吉林師範大学(1名)], 韓国からは3大学21名[金浦大学(3名),広州大学(12名),全州大学(6名)],シンガポールからは1大学11名[Nanyang University(11名)],日本からは1大学2名[日本大学(2名)]の総勢73名が4カ国の10大学から集まった.

開会の挨拶をするユン学院長

開会の挨拶でゲーム学院のユン・ヒョンソプ(윤형섭,Hyungsup Yoon,尹炯燮)学院長は「School of Gamesは現在1,464名の学生がゲーム制作を学んでおり,中国のゲーム産業成長に大きく貢献していると実感している.今後5年間で世界一のSchool of Gamesを目指して成長を続けていく.本ゲームジャムはこの一環であり,海外からの参加者が次第に増えて今回は約半分に近づいた」と述べた.また,本ゲームジャムへの参加が今回2回目の金浦大学ゲームコンテンツ学部のKwan教授は,「本ゲームジャムは,アジアの各国でゲームを学ぶ学生同士が出会って一共同でゲームを制作するとても良い機会である.今後彼らの主導による国際共同制作によるゲームが市場に出てくるのが待ち遠しい」と,将来に向けての期待を述べた.

テーマの発表を聴く2名の古市研学生

開会式の後,「How to make games in 48 hours (48時間でゲームを制作する方法)」というタイトルで Kiteok Nam氏(01楽研究所のシニアリサーチャ)による講演が行われ,その中で今回のゲームジャムのテーマが「Silk Road」と発表された.その中で氏は「ゲームを通してSIlk Roadの何をプレイヤに伝えたいか,それを考えてゲームにするのが君たちです」と締めくくった.

その後行われたチーム編成では,3校以上の学生から編成する,1名以上外国人の学生を含める,最大5〜6名で編成するという条件が示され,約1時間かけてチーム編成が終了し,11:30からゲーム制作が開始された.これから6月10日(日)10:50の作品等一式提出まで約48時間で15本のゲームが制作され,設計書及びプレゼンによる審査を経た後,授賞式が同日16:00から行われる.

チームの編成中

チームの編成はさながら魚市場の競りの様相

制作中の様子

制作中の様子


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  • 2年前期決定
    一部少人数クラス
    IT/AI/自動車/通信等各企業を目指す学生多数
    数学教員を目指す学生も多数
    計算力学技術者検定,
    E検定,G資格等を多数が受検
    大学院進学者も多数
  • メディアデザインコース
  • 定員50名
  • 2年前期決定
    一部少人数クラス
    IT/AI/出版/広告/Web/ゲーム/映像システム開発等クリエイティブテクノロジ企業への就職を目指す学生が多数
    全員CG検定を受験
    基本情報技術者等も多数が受検
    大学院進学者も多数
  • コンピュータサイエンスコース/情報工学コース
  • 定員40名
  • 1年前期決定
    少人数クラス
    IT/AI/通信/電機/半導体メーカ等を目指す学生多数
    卒業時技術士補を取得
    基本情報処理技術者試験等を受験
    大学院進学者も多数
  • 大学院数理情報工学専攻
  • 定員10名
  • 前期博士課程(2年)・後期博士課程(2年)
    少人数クラス
    各業界研究開発職を目指す学生多数
    仕事をしながら博士号を目指す社会人博士後期課程学生も多数

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