日本大学生産工学部 数理情報工学科 新着情報
Mathematical Information Engineering News

第2回シリアスゲームジャム実行委員長を数理情報工学科の古市先生が務め,6月28日(土)と29日(日)の2日間シリアスゲームジャムを開催しました.本ゲームジャムには日本大学,東京工科大学,防衛大学校,早稲田大学,東京造形大学,神奈川工科大学の学生が総勢約50名集まり,2日間でサイバーセキュリティの対処能力を持った人材育成を目的としたシリアスゲームを6本開発しました.本シリアスゲームジャムについては各メディアでも報道されています.

本日(5月31日土曜日)15:00~15:45,1985年3月に数理工学科(現数理情報工学科)柴田研究室をご卒業された西岡恭史氏をお招きし,MBA取得記念講演会を実施致しました.西岡氏は(株)東京技術計算コンサルタントに入社の後,2007年より社会人大学生,2012年より社会人大学院生として学び,2014年3月に経営管理修士号(MBA)を取得されました.本日の記念講演会では修士研究として実施したITを利用した葬儀ビジネスに関する事業提案等に関してお話ししていただきました.学生の皆さんにとっては,社会人になってからも大学で学ぶ事がとても身近に感じたのではないかと思います.

2014年5月31日(土),中学二年生の方約80名が生産工学部を見学に来られ,数理情報工学科の古市研究室では,学生が開発したシリアスゲームを体験しました.4年後,この中の何人かの生徒さんが数理情報工学科を希望して入学してくれるのが楽しみです

数理情報工学専攻の博士前期課程2年生2名が,富山市で行われたロボティクス・メカトロニクス講演会2014に参加し,ポスター発表を行いました.髙橋将平さんは、「作業するロボット」のセッションで「RGB-Dカメラを用いた円柱状物体の検出及び把持手法」について,山田昂さんは「VR・ARとインタフェース」のセッションで「心の安らぎを目的とした仮想世界構築システム」のについて,大学院でのこれまでの研究成果を報告しました.

生産工学部では生産工学部では2014年5月17日に実籾キャンパスでスポーツ大会が実施され,午前中は1年生が中心となって学科対抗の競技に参加しました.今年の一年生の特長は,各競技の前に作戦会議を実施して綿密な計画をたててから競技に臨む点でした.その甲斐あって玉入れでは3位に入賞して30人分のお菓子をゲットした他,その他各競技で成果を残しました.最終的な学科別順位は後ろから数えた方が早かったような気がしますが,気分はもちろん優勝!新入生と教員とが一丸となって楽しみ,結束力が更に強くなったのが大きな成果でした.

新入生154名は,新入生オリエンテーションとして水上温泉まで1泊2日で教員と行って来ました.数理情報工学科では毎年オリエンテーションとして異なる場所へ行きますが,今年は群馬県の温泉,首都圏では既に桜の季節は終わってますが,群馬県の各地はまさに満開でした.途中富岡製糸場を訪問した他,伊香保グリーン牧場ではバーベキューを楽しむ等,新入生はこの2日間で多くの友人を作ることができました.

道中群馬県は何処も桜が満開

2月5日,数理情報工学科では卒業研究発表会を行いました.4月から卒業研究に着手する3年生も多数聴講した他,4月に研究室配属を決める2年生も,研究室選びの一環として多数聴講していました.

ヒューマンインタフェース学会主催のヒューマンインタフェースシンポジウム2013が9月10日から9月13日まで早稲田大学で開催され,数理情報工学専攻博士前期課程1年の前川君と2年の松尾君が発表しました.前川君は「タスクコヒーレンス性に着目した能動的リソース検索支援方法の提案」というタイトルでユーザの日々の操作履歴を収集することで,現在時間帯におけるファイルやWebベージの起動確率を推測しユーザのリソース検索支援を行う方法について発表しました.松尾君は「タッチタイピングを可能とする手袋型片手文字入力装置の検討」というタイトルで,手首に付けた距離センサと指先のセンサスイッチによりタッチタイピングが可能なスマートフォンやウェアラブコンピュータのための新しい文字入力方式ついて発表しました.

映像情報メディア学会年次大会が8月28日から30日まで工学院大学で開催され,数理情報工学専攻博士前期課程2年の立川君が「番組レビューを用いたジャンルの視聴感導出手法の検討」というタイトルで発表をしました.この研究は,視聴感と呼ばれるユーザが番組を視聴して感じるイメージを考慮した番組推薦手法を提案し,視聴感を番組レビューに対してTF-IDF法を用いて導出する手法について検討した結果について発表しました.

2023年7月13日(火),海外学術教育提携校の一つである中國科技大學Department of Digital Multi-Media Design(以下DMDと称す)の楊東華先生(台北キャンパスの学科主任)と蓼逸群先生(新丈キャンパスの学科主任)とが数理情報工学科を訪問され,交換留学制度の更なる発展に向けて中村学科主任および各教員と交流を行いました.

2022年10月26日,ガーナ大学副学長のAgyeman先生らが数理情報工学科を訪問され,モデリング&シミュレーションとシリアスゲームに関する情報を交換を行いました. 日本でガーナ大学は野口英世博士が研究された場所として有名で. 野口英世記念研究所も学内に位置しています.

数理情報工学専攻目黒研究室の博士後期課程大学院生 川合優君が国際会議IEEE LifeTech 2022(2022年3月7日〜10日に大阪開催)で2nd Prize, IEEE LifeTech 2022 Excellent Paper Award for On-site Poster Presentationを受賞しました。おめでとうございます。

 【受賞論文】
 "Color Inspection Tables for Estimating Degree of Color-Defective Vision"
 Graduate School of Nihon University, Mamoru KAWAI, Mitsuhiko MEGURO, Masakazu FURUICHI

国際会議 ITC-30 (The 30th International Toki Conference on Plasma and Fusion Research)において,数理情報工学専攻・大学院博士前期課程2年の鮑杰 (Bou Che)さん(伊東研究室所属)の論文が採択され,2021年11月19日に発表しました.例年,この国際会議は岐阜県土岐市で開催されておりますが,今年度は完全オンラインでの開催となりました.

鮑さんの発表は,LHD (Large Helical Device)内部における磁束線に沿ったメッシュ分割に関するものです.これまでに,伊東研究室において,メッシュが壊れた場合でもそれを検知し自動的に修正するスキームが開発されましたが,鮑さんは同スキームの一部を改良し,磁束密度Bに依存した初期メッシュでの性能評価をした結果を発表しました.今回使用した初期メッシュは,LHD内部でのシミュレーションで実際に用いられるものに準拠しており,従来性能評価で使っていたものと比較してより実践的なものですが,問題なくメッシュ分割できることを確認しました.

国際会議JSST2021 (The 40th JSST Annual International Conference on Simulation Technology) において,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の山下泰河さん(伊東研究室所属)の論文 "A Paralellization Strategy for Incomplete Decomposition-based Preconditioning for Solving Linear Systems" が採択され,2021年9月1日(水)に口頭発表しました.元々,この国際会議は京都の同志社大学で開催予定でしたが,緊急事態宣言発令中であったため,オンラインカンファレンスとして開催されました.

山下さんは,大規模連立1次方程式の反復解法について研究しており,今回はできる限り逐次的な処理を排除した前処理を提案し,スーパーコンピュータで並列処理のしやすいアルゴリズムにすることで,高速に解くことにチャレンジした結果について発表しました.

IEEEの国際会議 CEFC 2020 (19th Biennial IEEE Conference on Electromagnetic Field Computation)において,数理情報工学専攻・大学院博士前期課程2年の花岡佑哉さん(伊東研究室所属)の論文が採択され,2020年11月16日に発表しました.元々,この国際会議はイタリアのピサで開催予定でしたが,COVID-19の感染拡大の影響で,バーチャルカンファレンスとして開催されました.

花岡さんの発表は,近年注目されている「発泡金属」のうち,Open Cellと呼ばれる状態の自動モデリングに関するものです.今回の発表では,主にモデリング結果を電磁シールドとして使用し,その性能評価を数値シミュレーションによって行いました.国際会議ではポスター発表をしたのですが,さらに議論をするために有志でZoom会議を行い,多面的なディスカッションも行いました.画像はZoom会議をしたときの議論の様子です.

本研究の内容は,ポスター発表やZoom会議でいただいた質問やご意見等を参考にさらに拡充され,フルペーパーとして投稿予定です.

国際会議 ITC-29 (The 29th International Toki Conference on Plasma and Fusion Research)において,数理情報工学専攻・大学院博士前期課程2年の髙田大輔さん(伊東研究室所属)の論文が採択され,2020年10月29日に発表しました.例年,この国際会議は岐阜県土岐市で開催されておりますが,今年度はCOVID-19の感染拡大の影響で,バーチャルと対面のハイブリッド開催となりました.基本的にはバーチャルカンファレンスへの参加が推奨されていたため,髙田さんもオンラインで発表しました.

髙田さんの発表は,LHD (Large Helical Device)内部における磁束線に沿ったメッシュ分割に関するものです.本研究では,主に幾何学的アプローチによってメッシュが壊れた場合でもそれを検知し,自動的に修正するためのアルゴリズムを提案しました.自動メッシュ分割ができれば,LHD内部でのシミュレーションを始める際の準備が容易になります.従来,メッシュが壊れた際に手動で修正が必要であったため,それを解消するためのチャレンジングな発表でした.本研究の内容は,発表中にいただいた質問やご意見等を参考にさらに拡充され,フルペーパーとして投稿予定です.

中国長春の吉林動画学院 (Jilin Animation Institute School of Game)で2021年11月15日から25日まで行われていた国際大学生ゲームジャム(ICSG)2021が2021年11月26日に閉幕,数理情報工学科から日本大学代表として参加していた艾嘉豪(ガイ カゴウ)君がプログラマとして参加していたチームSakura Scoutが銀賞を受賞しました! 

チームSakura Scoutが制作したゲーム"Little Curling Battle(※)"のプレイ動画

本大会に日本大学からは数理情報工学科の3年生が艾君を含めて3名参加し,各国から集まった90名を超える大学生が15のチームを組んでゲームの制作力を競う大会が行われました.今年の参加国はイギリス,ロシア,タイ,中国と日本.日本からは日本大学以外に東京工科大学から11名が参戦しました. 艾嘉豪君は銀賞を受賞した他,Best Popular Award(皆から好かれたで賞)をダブルで受賞し,各国の参加者から好かれた参加者として皆の印象に残りました.また,新田怜君と陸喬林君もそれぞれ Outstanding Team Award(素晴らしいチーム賞)を受賞し,後日大学には3個のトロフィーと表彰状が届く予定です.

2019年6月29日(土)~7月1日(月)に中国・吉林省・長春の吉林動画学院(Jilin Institute of Animation)で開催されてた国際ゲームジャムで,日本代表として参加した数理情報工学科の3年生柯文筑さん(台湾の中国科技大からの交換留学生)が所属するチーム"Panda Eyes"が開発したゲーム"Hungry Panda"が最優秀賞(金賞)を受賞しました! 柯さんはチームで3Dモデラーを担当し、本ゲームジャム最多国数の4カ国混成の6人チームを、得意の英語と中国語でチームのまとめ役を果たしました。おめでとうございます.
向かって一番左端が柯文筑さん,中央はYoon学院長

2017年10月16日(月)~18日(水)に中国・吉林省・長春の吉林動画学院(Jilin Institute of Animation)で国際ゲームジャムが開催され,数理情報工学科からは4年生の学生2名と教員1名が参加しました.参加者はアジア4カ国(中国から3大学,韓国から2大学,シンガポール及び日本からは各1大学)の7大学から55人の大学生が集まり,それぞれ必ず3カ国の学生を含むように各自が全部で10のチームを編成し,48時間でシリアスゲームを10本制作しました.与えられたテーマは「Games for Health -10歳以下または65歳以上-」,中国でもシリアスゲームに対する関心がオランダや韓国と同様急速に高まっている様子が伺えました.

数理情報工学科の学生が編成したチーム Whale は中国人3人(プログラマとアーチスト),韓国人2人(ゲームデザイナとアーチスト),日本人1人(プログラマ)とスキルがバランス良く編成され,二人で協調してプレイするシリアスゲーム We Tap を開発,優秀賞(銀賞)を受賞しました!もう一チームは日本人1人(プログラマ)以外中国人5人と韓国人1人でしたが,アーチストが4人集中したのが敗因となり,受賞を逃しました.

2019年6月29日(土)~7月1日(月)に中国・吉林省・長春の吉林動画学院(Jilin Institute of Animation)で国際ゲームジャムが開催され,数理情報工学科からは台湾の中國科技大學からの交換留学生柯文筑さんが日本大学の代表として参加しています. ゲームジャムとは,各国から集まった学生がチームを組んで48時間でゲームを制作するイベントで,今回の参加者はアジア4カ国(中国,韓国,シンガポール及び日本)から総勢約70名が集まりました.日本大学の柯さんは英語と中国語と日本語が話せるトライリンガルとしてチーム編成の際には大変な人気で,結果的に韓国,シンガポール,中国,日本(台湾)の全参加国のメンバ集まって6人のチームを組み,7月1日午後の審査会に向けて現在ゲームを開発中です.柯さんの担当は3Dモデリングで,ゲーム中に登場するキャラクタを全部自分で制作しています.

台湾の中國科技大學と本学部とは学術提携関係にあり,その一環として数理情報工学専攻の大学院生3名(岡研究室及び古市研究室の所属)が,建築工学専攻の大学院生5名と共に2週間インターンに行っています.このインターンは正式名称を生産工学特別実習と呼び,本年より大学院の選択必修科目として設置されたものです.中国科技大でのインターンのテーマは,映画制作やスポーツ科学の研究で利用されるモーションキャプチャ技術の習得です.台湾におけるモーションキャプチャの第一人者である規格設計学院の許(Hsu)先生から指導を受け,大学院での各研究テーマに即したデータ取得を行ってきます.講義は2013年9月2日から始まり,9月13日に成果発表を行って14日に帰国します.本インターンで期待される成果は勉強と研究だけではなく,中国科技大の学生達との交流が期待されます.

湾の中國科技大學と日本大学生産工学部数理情報工学科は,2013年3月19日に学術交流協定に調印し,今後両校の間では交換留学を始め教員の相互研究交流を行うこととなりました.調印式には松井学部長を始め,数理情報工学科からは細川教授,角田教授及び古市教授が参加し,Department of Multi-media Design等を見学いたしました.今後の研究交流や交換留学生による交流等が期待されます.

ICCES(International Conference on Computational & Experimental Engineering and Sciences)が東京理科大学にて3月25日~28日の日程で開催されました.参加者は,全世界から約500名が集まりました.そのICCES2019にて,本専攻1年生の榎本知幸君(角田研究室所属)の論文”New Activation Functions in CNN and Its Applications”が採択され,3月27日(水)に口頭発表(20分間)してきました.次回,ICCES2020の開催はモンテネグロの予定です.