システム及びLSI(大規模集積回路)の設計自動化,テスト,組込みシステムに関する欧州最大の国際会議The 21th Design, Automation & Test in Europe(DATE2018, IEEEの主催で2018年3月19~23日にドイツ・ドレスデンで開催)における付属のワークショップ5th Workshop on Design Automation for Understanding Hardware Designs (DUHDe)で,大学院博士前期課程2年の武田俊さん(細川研究室所属)の論文"A Test Register Assignment Method to Reduce the Number of Test Patterns Using Controller Augmentation "が採択され,発表しました.
国際会議The 18th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2017)が2017年11月30~12月1日にTaiwan・Taipei・Palais de Chine Hotelで開催され,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の二関森人さん(細川研究室所属)の論文 " A Sequentially Untestable Fault Identification Method Based on State Cube Justification“と,大学院博士前期課程1年の越智小百合さん(細川研究室所属)の論文" A Low Power Oriented Static Test Compaction Method Based on Don’t Care Bits"が採択され,発表しました.
2017年12月28日(木),中国石家荘にある河北美術学院(Hebei Institute of Fine Arts)の動画学院(School of Animation)に古市先生が招かれ,”シリアスゲームの現在と今後”というタイトルで特別講義を行った.河北美術学院は芸術系の単科大学で,学生数は約12,000人,キャンパス内の建物は中国各地及び欧米の建築様式に基いて設計されて建てられれいるため,さながらテーマパークの中にキャンパスがあるように見え,その点が脚光を浴びて各メディアで報じられる事がある. 中国は現在売上高で世界最大のゲーム会社であるテンセント(Tencent, 騰訊)を抱える他,アニメ,ゲームそしてSNS,各種インターネットサービスをはじめとするクリエイティブテクノロジの分野が急成長しているが,その原動力の一つとなっているのが,このような中国では珍しい私立の芸術大学である.10月に古市先生が国際シリアスゲームジャムに参加するため訪問した吉林動画学院も同様の私立の芸術大学で,おそらく両校は中国におけるこの産業分野で今後重要な役目を担っていくだろうと思われる.
国際会議The 17th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2016)が2016年11月24~25日に日本・広島・安芸グランドホテルで開催され,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程1年の佐藤護さん(細川研究室所属)の論文 "A Binding Method to Generate Easily Testable Functional Time Expansion Models“と,大学院博士前期課程1年の武田俊さん(細川研究室所属)の論文" A Design for Testability Method at RTL for Concurrent Operational Unit Testing "が採択され,発表しました.
佐藤さんの発表内容は,デジタル情報機器に搭載されているシステムLSI(大規模集積回路)の動作記述(C言語など)からテスト容易なレジスタ転送レベル回路(Verilog-HDLなど)を合成するアルゴリズムに関するものです.システムLSIは製造後にその品質を保証するためにテストを行う必要があります.ハードウェアの各要素は外部入力や外部出力に近いほうが,その際に使用する0と1の値で構成されるテストパターンの系列を容易に生成することができます.合成時にハードウェアの演算器の入力は外部入力から近い経路を、演算器の出力は外部出力に近い経路を生成するアルゴリズムを提案しました.実験では,このテスト容易化動作合成アルゴリズムを適用して生成された回路に存在する演算器の入出力はすべて外部入力と外部出力へレジスタ1個のみ介して到達できる経路を生成できたことを示しました.
2017年2月27日にサンフランシスコでゲームアクセシビリティカンファレンスが開催されました.この会議はIGDA(国際ゲーム開発者協会)のGame Accessibility SIG主催により初めて開催される会議ですが,その中で昨年12月に数理情報工学科の古市先生が実行委員長を務めた第5回シリアスゲームジャム(SGJ5)の活動が紹介されたとの情報が現地より入りました. SGJ5は日本デジタルゲーム学会教育SIGの主催により実施したゲームジャムです.数理情報工学科からは3年生の学生を中心に13人が参加したイベントで,マスコットキャラクタのペティルは,メディアデザインコース2年生の木村直子さんがデザインしたものです.このように,数理情報工学科の学生が活躍したイベントの様子は海外で開催されるゲーム開発者のための会議でも紹介される等,学生の皆さんの活躍の場は世界のようです.
2017年8月16日~18日に韓国で開催された国際ゲームジャムGAGJ17(Global Applied Game Jam)にメディアデザインコース4年生の高橋昂大君が参加し,オランダ,中国,韓国の学生とチーム Hot Chilliを組み,プログラマとして活躍しました.Applied Gameとはシリアスゲームのオランダにおける呼び名で,韓国ではシリアスゲーム,アプライドゲーム,あるいは機能性ゲーム等の名前で呼ばれています.GAGJ17にはオランダ人のユトレヒト芸術大学の学生が8名,中国の吉林動画学院の学生が6名,日本からは日本大学の学生が1名参加した他,韓国からはPOSTEC,ソウル国立大,SUNY等の各大学から30名が参加し,3日間で8つのシリアスゲームを開発しました.
今年のテーマは「高齢者福祉・介護へのロボットの利用」.ソウル国立大学看護学部の金先生が,日本における少子高齢化問題と高齢者介護へのロボットの利用を紹介し,来るべき全世界的な少子高齢化問題を救うための,ロボット技術とゲーム技術を融合させたシリアスゲームを開発せよ,と基調講演の中でお話しになり,それから3日間で8つのシリアスゲームが開発されました. チームの中には早速街で基板やモータ等を仕入れ,装着型の歩行センサやロボット等を自作したりするチームもありました.来年も同じ時期に実施されますので,興味のある学生は高橋昂大君等に問合せて下さい.
国際会議The 7th Thai Society of Mechanical Engineers International Conference on Mechanical Engineering (TSME ICOME2016, Thai Society of Mechanical Engineersの主催で2016年12月13-16日にタイ チェンマイ・ Duangtawan Hotelで開催)で見坐地研究室から発表した論文“Using a Musculoskeletal Mathematical Model to Analyze Fatigue of the Muscles in the Lower Limbs during Different Motions”(Kaito Watanabe, Yuya Onodera, Masaki Izawa, Ayumi Takahashi and Kazuhito Misaji)がBest Paper Awardに選ばれ表彰されました.見坐地研究室から初めて国際会議の賞をいただきました.
2016年8月24日(水)~27日(金)に韓国の浦項工科大学(POSTECH)で開催された国際シリアスゲームジャム(Global Applied Game Jam) 2016に大学院生の粟飯原さんが日本の学生としては一人で参加し,オランダ人と韓国人と5人のチーム「Chicken Potion」を組んで3日間でシリアスゲームOlymPCを開発,見事準優秀賞(Excellence Award)を受賞しました.
2016年4月30日に台湾桃園市で開催された国際会議(主催:桃園市政府,桃園市議会,台湾全民運動協会,台湾マラソン管理協会,中国科技大)2016 The International Coference & Forum of Marathon Sports Eventで,見坐地研究室の大学院2年生小野寺勇哉君が, 基調講演として「Study on Musculoskeletal analysis during the running motion」というタイトルで研究成果を発表しました.この発表はランニング動作における足の筋肉の疲労度を定量化すると同時に,関節回りの瞬発力を定量化したものを論文としてまとめたもので,非常にオリジナリティが高く,参加者からの質疑が活発でした.本研究は,今後台湾マラソン管理協会及び中国科技大との共同研究に発展する予定です.
2016年4月2日〜6日に米国カリフォルニア州パサデナ市で国際会議SpringSIM2016(主催はSociety for International Modeling and SImulation)が開催され,社会人ドクターの学生として在学中の大学院学生小林君が,"TRISim: a System to Exploit and Assess Triage Operation for Hospital Managers"というタイトルで,この1年間の研究成果を発表しました.本研究は,大規模災害が発生した際に実施する病院内トリアージに関して,最適なトリアージ方法,病院内施設数,医療従事者数等を求めることを目的としたシミュレーションシステムに関するもので,将来病院経営者が利用することを目的としたものです.専門家の方からはとても良い質問をしていただき,最終的には"...that's so cool! (カッコいいネ)" とコメントをいただいたのが印象的でした.
本国際会議には世界中からモデリング&シミュレーションに関する研究者が集まり,この写真はイタリア(古市先生の旧知の友人)とブラジルからの参加者と一緒に撮ったものです
本研究で試作したTRISimの病院モデル,公刊論文を元に日本の一般的な病院を再現しました
国際会議The 24th IEEE Asian Test Symposium(ATS2015)及びThe 16th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2015)が2015年11月22~26日にインド・ムンバイ・INDIAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY BOMBAYで開催され,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の増田哲也さん(細川研究室所属)の論文 "A Test Generation Method for Data Paths Using Easily Testable Functional Time Expansion Models and Controller Augmentation”(ATS2015発表),大学院博士前期課程2年の坊屋鋪知拓さん(細川研究室所属)の論文" A Sequence Generation Method to detect Hardware Trojan Circuits "(WRTLT2015発表),大学院博士前期課程2年の高野秀之さん(細川研究室所属)の論文"A Fault Diagnosis Method for a Single Universal Logical Fault Model Using Multi Cycle Capture Test Sets "(WRTLT2015発表)が採択され,発表しました.
国際会議The 16th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2015)が2015年11月25~26日にインド・ムンバイ・INDIAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY BOMBAYで開催され,前年度のThe 15th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2014, IEEEの主催で2014年11月19・20日に中国・杭州・Hangzhou Jinxi Hotelで開催)で細川研究室から発表した論文"A Scheduling Method for Hierarchical Testability Using Results of Test Environment Generation"(Jun Nishimaki, Toshinori Hosokawa, and Hideo Fujiwara)がBest Paper Awardに選ばれ表彰されました.細川研究室から初めて国際会議の賞をいただきました.
7月20日から25日に米国・ネバダ州・リノで開催中の国際会議ICCES 2015に数理情報工学科から3名の先生方が学生の皆さんとの共同研究の成果を発表するため参加されています.21日には角田先生が"Complicated Fluid Flow Simulations by Particle Methods Using Hyperbolic-type Kernel Functions"というタイトルで粒子法による流体シミュレーション法とその成果について発表されました.会場からは実行環境や性能に関する質問が出た他,他の発表者に対する質疑応答の中では格子法(メッシュを用いる方法)と粒子法(メッシュを用いない方法)の双方がこのセッションでは成果が発表されていて大変興味深いとコメントされた先生がいました.
22日には古市先生と伊東先生がそれぞれ"Efficient Load-balancing Scheme for Multi-agent Simulation System"(マルチエージェントシミュレーションの並列実行に適した動的負荷分散方式とその評価結果),"Investigation of Shape Functions for Meshless Time-Domain Method in Electromagnetic Wave Propagation Simulation"(電磁波伝播解析へのメッシュレスタイムドメイン法の適用と評価結果)に関して発表されました.
23日のプレナリーセッションでは授賞式が行われ,角田先生はこれまでの粒子法に関する研究が評価され,ICCES Distinguished Fellowsの賞を受賞されました.
システム,LSI(大規模集積回路)の設計自動化,テスト,組込みシステムに関する欧州最大の国際会議The 18th Design, Automation & Test in Europe(DATE2015, IEEEの主催で2015年3月9~13日にフランス・グルノーブルで開催)における付属のワークショップDesigning with Uncertaintyで,数理情報工学専攻の大学院博士後期課程3年の山崎紘史さん(細川研究室所属)の論文 "A Multi Cycle Capture Test Generation Method for Low Capture Power Dissipation "が採択され,発表しました.さらに2nd Workshop on Design Automation for Understanding Hardware Designs (DUHDe)で,大学院博士前期課程2年の西間木淳さん(細川研究室所属)の論文"A Binding Method for Hierarchical Testability Using Results of Test Environment Generation "が採択され,発表しました.
国際会議The 15th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2014, IEEEの主催で2014年11月19・20日に中国・杭州・Hangzhou Jinxi Hotelで開催)で,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の平井淳士さん(細川研究室所属)の論文 "A Simulation Based Low Capture Power Test Generation Method Using Capture Safe Test Vectors "と大学院博士前期課程2年の西間木淳さん(細川研究室所属)の論文"A Scheduling Method for Hierarchical Testability Using Results of Test Environment Generation"が採択され,発表しました.
平井さんの発表内容は,デジタル情報機器に搭載されているシステムLSI(大規模集積回路)の低消費電力テストに関するもので,低消費電力なテストパターン集合からデータマイニングしたテストパターンと故障を検出する決定論的なテストパターンを融合し,低消費電力な状態で故障を検出するテストパターンを合成するアルゴリズムに関するものです.高消費電力な状態でシステムLSIをテストすると,不良品を良品と判定する誤テストを引き起こすことになります.提案したアルゴリズムを用いると従来手法と比較し,最大300倍高速に低消費電力な状態で故障を検出するテストパターンを生成することができました.
西間木さんの発表内容は,システムLSIの上流設計工程で,テストパターンの生成が容易になるようにテスト容易化を考慮した動作合成アルゴリズムに関するものです.動作合成とは,C言語など を用いてハードウェアの動作を記述したものからレジスタ転送レベル回路を生成するソフトウェアです.西間木さんは昨年度も国際会議で発表しており,その時に動作合成の中のバインディングという動作記述の変数や演算をレジスタや演算器に割当てる処理についてテスト容易化を考慮して行うアルゴリズムを提案しました.今年度は,そのバインディングの効率を高めるためのスケジューリングという演算を実行する時刻を決定する処理についてテスト容易化を考慮したアルゴリズムを提案しました.テスト容易化を考慮した回路を合成することに より,テスト品質の評価尺度である故障検出率が大幅に向上したことを示しました.
国際会議The 14th IEEE Workshop on RTL and High Level Testing (WRTLT2013,IEEEの主催で2013年11月21・22日に台湾・宜蘭・Evergreen Hotelで開催)で,数理情報工学専攻の大学院博士前期課程2年の 兒玉雄佑さん(細川研究室所属の論文 "A Controller Augmentation Method to Generate Easily Testable Functional k-Time Expansion Models for Data Path Circuits"と大学院博士前期課程1年の西間木淳さん(細川研究室所属)の論文"Functional Unit and Register Binding Methods for Hierarchical Testability"が採択され,発表しました.]
兒玉さんの発表内容は,デジタル情報機器に搭載されているシステムLSI(大規模集積回路)のテストパターンを生成するための回路モデル生成アルゴリズムに関するものです.システムLSIは製造後にその品質を保証するためにテストを行う必要があります.その際に使用する0と1の値で構成さ れるテストパターンを効率的に生成するために提案した回路モデルが非常に有効であることを示しました.
西間木さんの発表内容はシステムLSIの上 流設計工程で,テストパターンの生成が容易になるようにテスト容易化を考慮した動作合成アルゴリズムに関するものです.動作合成とは,C言語など を用いてハードウェアの動作を記述したものからレジスタ転送レベル回路を生成するソフトウェアです.テスト容易化を考慮した回路を合成することに より,テスト品質の評価尺度である故障検出率が大幅に向上したことを示しました.
米国ワシントンDCのホワイトハウスの隣接会場(JW Mariotto)で2013年12月8日から11日に開催された国際会議 Winter Simulation Conference 2013で,大学院の学生倉本君が"FUSE: A MULTI-AGENT SIMULATION ENVIRONMENT"というタイトルでポスター発表を行いました.当国際会議は主として社会現象等を対象としたシミュレーション技術に関する世界最大の会議で,約39カ国から約800人の参加者が集まり,約350件の発表が3日間に渡って行われました.倉本君は人間の組織行動をコンピュータ上で再現するためのソフトウェア環境FUSEを構築し,これに関する実現方式と応用例を発表しました.
国際会議BMD2013が11月10日(日)から13日(水)に生産工学部で開催され,11か国から約150人の研究者が生産工学部へ集結しました.数理情報工学科の先生は実施委員長及び実施委員として1年前から準備をすすめてきました.10日(日)は一般公開日で,自転車の起源となったドライジーネ等が展示された他,未来の乗り物を思わせるUNI-CUBには試乗もできました.数理情報工学科の学生は国際会議のロゴデザイン,ポスターやバナー等を作成をはじめ,学会のホームページの作成と運営等を行った他,会期中はUStreamによるインターネット中継も学生が行いました.
ショットガンセッションチェア中の古市先生
11月11日(月)の晩はBMD2010が開催されたオランダの大使公邸へ招かれました
オランダ大使公邸でのパーティへは,オランダから数理情報工学科へ留学中のスティーブンも招かれました
数理情報工学科と学術協定を本年締結した台湾の中国科技大で2013年6月6日に開催された国際会議ITAC2013に古市先生が招待講演者として招かれ,"How to Succeed in Serious Game Development"というタイトルで,シリアスゲームの構築法とこれに基づいて学生が開発したシリアスゲームの数々を紹介しました.当日中国科技大では卒業研究作品展をやっており,最後は学生達の卒業写真撮影に交じって一緒に写真を撮ってもらいました.
角田教授と古市教授が2013年5月24日~27日に米国・シアトルで開催された国際会議ICCNでそれぞれ研究成果を発表しました.角田先生の発表タイトルは"Three-dimensional Fluid Flow Simulations Using GPU-based Particle Method"で,粒子法に基づく流体シミュレーションをGPUを用いて高速に実行する方法に関して発表しました.また,古市先生のタイトルは"A Proposal of Hierarchical Decision Making Mechanism for Externally Expandable Game AI and its Effectiveness on Multi-core Environment"で,人間の行動モデルをコンピュータ上で効率良くシミュレーションするためのゲームAI構築手法に関して発表しました.開催されたシアトルは米国西海岸ワシントン州の州都で,会場のすぐ近くにはマイクロソフト社の本社がある他,ボーイング社の本社もここにあります.その他,スターバックス,タリーズ,シアトルズベストコーヒー社の本社もある等,世界的に有名な企業の本社がたくさんあることで有名な街です.
国際会議The 16th IEEE Symposium on Design and Diagnostics of Electronic Circuits and Systems (DDECS2013, IEEEの主催で2013年4月8・9・10日にチェコ・カルロヴィヴァリ・Spa Resort Sanssouci Karlovy Varyで開催)で,数理情報工学専攻の大学院博士後期課程2年の 山崎紘史さん(細川研究室所属)の論文 "A Don't Care Identification Method for Test Compaction "が採択され,発表しました. 山崎さんの発表内容は,デジタル情報機器に搭載されているシステムLSI(大規模集積回路)のテストコストを削減するためにテストに必要なテストパターン数を削減するものです.具体的にはシステムLSIのテストのために生成された0と1のテスト集合からドントケアと呼ばれる0でも1でも良い値を抽出するときに、一定数以上のドントケアを抽出しながら,外部入力においてドントケアの分散値を低減する手法を提案し,テスト圧縮に効果的であることを示しました.
2020年11月30日から12月10日まで中国長春の吉林動画学院の主催で開催された今年5年目を迎える「International Student Game Jam 2020」,日本大学からの参加は4年連続で3年生の飯島君が参加しました.日本からは日本大学以外に東京工科大学から5名の学生が参加しました.チームは初日にくじ引きで決まり,韓国,日本,中国の学生6人のTeam12が編成され,チーム名はNonglishと命名したそうです.飯島君は一人でプログラマを担当,今回は初めてオンラインでの実施で,通常は3日間で実施するところを10日間かけ,「西遊記」というテーマで全12チームでゲーム制作の腕を競いました.
Nonglishが制作したゲームは「Fight Over a Book」という三蔵法師が持つ仏典をおっかけて奪う鬼ごっこ型のゲームで,ゲームとしては比較的シンプル,韓国の学生によるデザインが秀逸でした.プレゼンは吉林動画学院の学生が行ったようです. 写真によると,Nonlishはその他の2チームと一緒にベストチーム賞を受賞したとのこと,おめでとうございます!賞状と商品がまもなく送られてくるとのこと,その際には写真を追加で掲載します.
中国長春の吉林動画学院 (Jilin Animation Institute School of Game)で2020年11月30日に開幕された国際ゲームジャムで,古市教授がオープニングスピーチを習志野からオンラインで行いました.日本からの参加者は6人,東京工科大学から5人と日本大学から1名が参加して,12日まで,4カ国の大学生が6名1チームによるゲーム制作を12チームで競いました.
本ゲームジャムに数理情報工学科からは2017年来毎年参加しており今回が4回目.昨年は当時3年生のRichelle Ngoさんが参加して最優秀賞を受賞し,今年は3年生の飯島直大君が参加しました. 他に日本からは東京工科大の5名が参加している他,シンガポール,韓国,中国の各大学から総勢72人が参加し,12チームに分かれて12月12日までゲーム制作が行われています.今年のテーマは「西遊記」,結果は別記事で報告します.