4年生が制作したシリアスゲーム2本を東京ゲームショウ2025に出展します

数理情報工学科の学生は,3年生で研究室に配属してチームを組んでソフトウェアを開発する手法を実践的に学び,そこで学んだ成果を4年生の時に卒業研究に活かします.古市研究室では3年時に2つのチームに別れて2種類のシリアスゲームを制作し,その成果はこれまでに日本デジタルゲーム学会で2回発表しました.更に,2025年9月25日(木)〜28日(日)に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2025に2本のシリアスゲームを出展します.なお,出展は古市研究室の研究成果普及を目的として2024年に設立したスタートアップ SmartSNS LLCから行いますので,展示ブースを探す際には「インディーゲームコーナのSmartSNS」を目指してお越しください.

「TV局のニュース番組ディレクタとなって害意情報の検知能力を試すゲーム CLiQ」

TV番組で放送すると,視聴者に対して害を及ぼす可能性があるSNS投稿があることを,皆さんは知っているだろうか.そのような投稿のことを害意情報と呼ぶ.害意情報の中には,偽情報や誤情報もあるが,事実に基づいているが意図的に相手に悪い影響を及ぼすための情報もある.CLiQは,ステレオタイプや根拠のない憶測等,認知バイアスが付与されたSNS投稿の中から,放送すると害を及ぼす可能性があるSNS投稿を即座に検知する能力(即応検知能力)を試すゲームである.

東京ゲームショウに出展するゲームの一つ「MMM」(影響工作の戦士となって世界制覇を目指すゲーム)

クリック一つで大国に挑むことが可能な認知戦を皆さんは知っているだろうか.MMMは,プレイヤはネット上の認知戦戦場下で影響工作の戦士となり,世界制覇を目指すシリアスゲームである.