数理情報工学科では2022年9月5日に後期のガイダンスが行われ,夏休みが開けました.数理情報工学科の各研究分野ではこの時期各地で学会が開催されますが,3年生の土田羽乃さんが共同研究者の古郡映莉奈さんと2022年9月4日(日)日本デジタルゲーム学会の夏季研究大会・リサーチエスカレータセッションで発表してきました.
タイトルは「THX就活!逆育成ゲーム」(*THXはサンクスと発音)で,今年度中の一般公開を目指して現在開発中のシリアスゲームの企画書を発表したものです.大学院生や4年生がこの時期学会発表するのは普通ですが,3年生で発表するのは珍しいのではないかと思います. 今回発表することによって, チャットボット型のアプリ開発に効果的なツールに関する情報や,発話データから感情AIを使ってプレイヤの感情を識別する方法に関する情報を聴講者の皆さんから教えていただき,これから研究を本格化する上でとても良い機会でした.来年2月の完成と2回目の学会発表を目標として,チームで頑張るとのことです!
なお,基調講演は数理情報工学科で学位取得後日本大学理工学部で活躍されている粟飯原萌先生が「デジタルゲーム研究による博士号取得のすゝめ」というタイトルで立命館大学のシン・ジュヒョン先生と一緒に行いました.今後,ゲーム分野での研究が諸外国と同様に我が国でも促進することを,お二方とも期待されていることがひしひしと伝わる基調講演でした.