日本大学生産工学部 数理情報工学科 新着情報
Mathematical Information Engineering News

9月1日に (公益社団法人)自動車技術会 振動騒音部門委員会 主催の2023技術者育成プログラム 「実学より学ぶ振動騒音技術」~学ぶなら実学から「百聞は一見に如かず」~を生産工学部で行いました.当日は現地参加45名,オンライン参加30名,講師数約20名で大盛況でした.

本プログラムは 企業の若手技術者と自動車関連会社への就職を希望する学生が対象で,自動車の振動騒音現象を実験と理論の両面から学ぶことができました.特に学生は大学で学んだ基礎理論(数学,物理,情報(AI)etc)の有用性と価値を体得できたと思います.また,企業のエンジニアと学生の情報交換の場として3年ぶりに39号回2階の食堂で懇親会も開催できました.

本プログラム中では,日産自動車(株),トヨタ自動車(株),(株)ブリジストン,(株)小野測器,いすゞ自動車(株),三菱自動車興行(株),(株)エステック,(株)本田技術研究所の各技術者の方が講師を務めた他,【ミニ実験2】「防音材性能評価」に関しては数理情報工学科見坐地先生と高橋先生が講師を務めました.以下は案内のチラシに記載されていた案内文です.

【ミニ実験2】防音材性能評価:トヨタ自動車(株) +日大生産工学部数理情報工学科
自動車の静粛性を高めるために重要なのが防音材です。防音材といっても、様々な種類があり、そのメカニズムを理解しながら実験を通じてどのように設計すればよいのか考えながら実習していただきます。小さな箱の中に仕切りを設け、小さい空間がエンジンルーム、大きな空間が車室内を再現した簡易モデルを用います。あなたのチームはどれだけ静粛性を高めることができるでしょうか?

このように貴重な機会を日本大学生産工学部が主体で開催したことは,自動車業界に対する日本大学生産工学部のプレゼンスの高さを改めて示せたと思います。