受賞・表彰Awards

2019年12月8日(日)から第8回シリアスゲームジャムが行われ,15日(日)までの1週間で25人の学生と社会人が即席のチームを組んで5本のシリアスゲームが開発されました.数理情報工学科から3名の学部3年生,数理情報工学専攻からは1名の大学院1年生が参加し,3年生の柯さん(ニックネームはりっちゃん)がデザイナとして参加したチーム「マーベル」の制作したゲーム「Telepathy」は最優秀賞(Grand Prix Award)とデザイン部門の優秀賞(Excellent Design Award)を受賞しました.また,大学院1年生の齋藤君(ニックネームはとうや)はリサーチ部門の優秀賞(Excellent Research Award)を受賞しました.おめでとうございます!

最優秀賞(Grand Prix Award)を受賞したチーム「マーベル」柯さんはチームの中央
チーム「マーベル」が制作したシリアスゲーム「Telepathy」
優秀賞(Excellent Design Award)を受賞したチーム「マーベル」柯さんはチームの中央

シリアスゲームとは「世の中の課題解決を目的として開発したコンピュータゲームのこと」ですが,今回解決する課題は「アクセシビリティ(バリアフリー)に対する理解の向上」,そして参加者に与えられたミッションは「障がい者と高齢者と健常者が共通の土俵で競うことができるディジタルゲームを制作せよ!」でした.チーム「マーベル」はヒューマンアカデミー大宮校1年の小野君が人生初のディレクタを努め,東京工科大の朱君(Zhu)と中国・長春の吉林動画学院の陈(Chen)さんがプログラマ,吉林動画学院の尚君(Shang)と日本大学の柯さん(りっちゃん,台湾・新竹の中国科技大からの交換留学生として古市研究室に在学中)がデザイナを担当した国際色豊かなチームでした.Telepathyでは「競う要素」が「一緒に楽しむ要素」として実現されました.「同じ土俵」の要素は,皆さんぜひともTelepathyをダウンロードしてプレイし,実感してみてください.バリアフリー/アクセシビリティに対する理解が,Telepathyを通して深まるのではないでしょうか.なお,日本大学の柯さんと吉林動画学院の尚君は6月に中国・長春で開催された中国国際学生ゲームジャムでも同じチームを組んで最優秀賞を受賞したので,二人にとっては今年2大会連続の最優秀賞受賞となりました.