国際会議 ITC-30 (The 30th International Toki Conference on Plasma and Fusion Research)において,数理情報工学専攻・大学院博士前期課程2年の鮑杰 (Bou Che)さん(伊東研究室所属)の論文が採択され,2021年11月19日に発表しました.例年,この国際会議は岐阜県土岐市で開催されておりますが,今年度は完全オンラインでの開催となりました.
鮑さんの発表は,LHD (Large Helical Device)内部における磁束線に沿ったメッシュ分割に関するものです.これまでに,伊東研究室において,メッシュが壊れた場合でもそれを検知し自動的に修正するスキームが開発されましたが,鮑さんは同スキームの一部を改良し,磁束密度Bに依存した初期メッシュでの性能評価をした結果を発表しました.今回使用した初期メッシュは,LHD内部でのシミュレーションで実際に用いられるものに準拠しており,従来性能評価で使っていたものと比較してより実践的なものですが,問題なくメッシュ分割できることを確認しました.