「日本経済新聞」(1月29日(金)朝刊)の文化欄に「社会を変えるゲームの力〜バリアフリーや運動苦手の子供・・・課題解決する作品制作」というタイトルで数理情報工学科の古市教授の記事が掲載されました.
記事中では,社会における様々な課題解決を目的として開発したゲームのことをシリアスゲームとして紹介し,これまで古市教授が会社員時代に開発した社会情勢や人の行動等をコンピュータ上で再現するモデリング&シミュレーション技術を用いたシリアスゲームの紹介や,日本大学に着任以来学生と共に開発したシリアスゲーム等が紹介されています.また,TVの歴史番組用に日本大学理工学部の粟飯原萌先生と開発した歴史シミュレーションゲーム「Peruli」も紹介され,1854年に2度目黒船来航時に東京湾のお台場で繰り広げられたかもしれない戦いを,シリアスゲームとしての開発とエンタテインメント用ゲームとの違いについても紹介されています.ご一読ください.
古市研究室の学生が開発した戦国時代の行軍を再現するシリアスゲーム戦国FITS,TVの歴史番組でこれまで繰り返し利用されてきましたが,2017年8月26日(土)22:00-22:54に放送されたBS-TBSの番組「諸説あり! 本能寺の変」が,2021年1月10日(日)13:00-13:54に再放送されることになりました.同番組では戦国FITSを用いて備中高松城を水攻め最中だった秀吉の中国大返しを,7日で京都まで山崎まで戻ることができたか否かを検証した番組です.2万の軍勢をコンピュータ画面上でどのように表現するか,その工夫のため,何日も研究室で徹夜した記憶が蘇ります.高松城から街道に出るだけで何時間を要するのか,予想した上で番組をご覧ください.
1582年6月2日に起こった本能寺の変,その時備中高松城を水攻め中であった秀吉は,明智光秀を討つために京都山崎までの約230kmを2万の軍勢を率いて行軍し,6月13日の山崎の戦いで光秀を討った.これが中国大返しであるが,これだけの軍勢を行軍させるためには,我々が開発したマルチエージェントシミュレーション方式によるシリアスゲーム「戦国FITS」を用いると10日かかる.秀吉は本能寺の変が6月2日に発生することを知っていたのではないか,本能寺の変の黒幕は誰か?という1時間の番組.この番組用に当初は「戦国FUSE」の利用を考えたが,番組では戦闘場面の再現を目的としていないため,現在歩行者の再現を目的として開発中の「FITS」を用いた.
11月7日(土)の日本テレビ・世界一受けたい授業では,3部構成のうち最初が「あなたはeスポーツを知っていますか?」というテーマで,監修を古市先生が担当しました.
古市研究室では学生がこれまでに多数のシリアスゲーム(世の中の課題解決を目的として開発したゲームのこと)を開発してきましたが,皆で一緒に体を動かすシリアスゲームの開発に人気があります.eスポーツは年齢や性別を超え,健常な人と障害のある人が共通の土俵で競うことができる点で期待されており,2019年12月に実施した3日間でシリアスゲームを制作する障がい者と高齢者と健常者が共通の土俵で競うことができるディジタルゲームを開発するイベント「シリアスゲームジャム」では5本のシリアスゲームが開発されました.
番組では高校の部活やプロチームでのトレーニングの様子等,単にゲームをプレイするスキルだけではなく体力作り,協調性等精神力強化,ドクターによる定期的な検診等,教育現場も含めてeスポーツに対する取り組みについて理解を深めることができると思います.
数理情報工学科の古市研究室では,これまでNHK BSプレミアムの番組英雄達の選択「関ヶ原の戦い」と「三方原の戦い」のため学生が開発した「戦国FUSE」(戦国時代の戦いをコンピュータ上で再現するシリアスゲームで,武将のAIを搭載しているため,仮想環境上で自律的に戦う)を使って戦いの再現を行った.今回の英雄たちの選択スペシャルでは,放送200回を記念してこれまでに出演した戦国のプロを対象としてアンケートで地域毎に好きな武将を選び,それを集計した結果に基づいて制作した番組である.古市先生も戦国のプロとしてアンケートに回答したが,出演はしないので,登場するのを期待はしないでください.
昨年放送された番組「風雲!大歴史実験 "豊臣秀吉 天下人への秘策・美濃大返しの真実」が, NHK BSプレミアムで 2020年9月26日(土)15:00-15:59に再放送されます.
続きを読む: 2020年3月25日(水)放送「歴史探偵 黒船来航」(NHK総合22:30-)に日大教員3名と学生が出演します
数理情報工学科の古市研究室では人の行動を対象としたモデリング&シミュレーションの研究をしており,TVの歴史番組では戦国時代に起きた様々な史実をコンピュータ上で再現し検証するために用いられます,2019年12月には2夜連続でNHKの歴史番組に古市研究室の学生と教員が登場しますので,是非ともご覧になってください.
数理情報工学科の古市研究室が制作に協力した番組「風雲!大歴史実験 豊臣秀吉 天下人への秘策・美濃大返しの真実」が2019年3月9日(土)21:00-22:00に放送されました.見逃した方は,再放送をご期待ください.NHKオンデマンドで視聴することもできます.
※2017年12月5日記事をアップデート
出演者の一人として9月に北京で収録されたCCTV1の番組「The Challenge Impossible」,この度放映されてYouTube上でも番組が公開されました! 5分23秒付近で伏見君が登場,11分5秒以降チャレンジが始まります.
3年生の伏見有史君が,中国国営放送CCTV1の番組「The Challenge Impossible」収録のため2017年9月18日から26日まで中国・北京へ行ってきました.放映は来年の1月を予定,放送内容の詳細はお伝えできませんが,ルービックキューブの速解きに関するものです.北京ではスペイン,アメリカ,イギリス,オーストラリアからやってきた共演者と五つ星のSheraton Hotelに泊まり,番組のスタッフや現地の通訳の方々と非常に貴重な体験をしてきたとのこと.放映日等がわかったらまたこちらでお知らせします.
BS-TBSの歴史番組「諸説あり!」に数理情報工学科の古市教授と学部4年生の高橋昂大君が出演します.放映は8月26日(土)PM10:00-10:54,「諸説あり! 織田信長 本能寺の変スペシャル 後編」の中で,マルチエージェントシミュレーション技術を使って史実の一部を検証します.
後編に先立ち,8月19日(土)PM10:00-10:54に放映された前編では,本能寺の変にまつわる3つの諸説が紹介されました.後編では,本能寺の変の後に起こった諸事も含めて諸説が紹介されます.明智光秀がなぜ逆臣となって織田信長を殺したのか,前編と後編,2週連続でご覧ください.
☆番組のHP→http://www.bs-tbs.co.jp/culture/shosetsuari/
2017年7月28日(金),数理情報工学科の研究室でBS-TBSの歴史番組の収録が行われ,4年生の高橋昂大君が開発中のマルチエージェントシミュレータFITS(Furuichi Lab's Integrated Traffic Simulator)を用いて戦国時代に起こったある事象の再現を行いました.収録は朝9:00から15:30まで行われ,古市先生と高橋君とが一緒に議論をしながらシミュレーションを実施する様子を中心に撮影とインタビューが繰り返されました.なお,番組中で使われるシミュレーション結果については,まだ考慮すべき条件がいくつか必要なため,週末から翌週にかけて引き続き実施したものが番組中で利用される予定です.
なお,番組の放映日及び内容の一部については,番組表が公開された後にこちらでお知らせします,お楽しみに.