日本大学生産工学部 数理情報工学科 新着情報
Mathematical Information Engineering News

本日(2014年6月17日)生産工学部及び数理情報工学科では米国イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)の芸術学部長他ゲストをお迎えし,落合学部長への表敬訪問の後,米国イリノイ大学を卒業された数理情報工学科の古市研究室を訪問されました.古市研究室では学生が開発した交通シミュレータやLineHo!ckey等をはじめとするシリアスゲームを見学された他,未来工房等の施設を見学されました.今後このような研究者間の交流が期待されます.

ハリウッドで有名なリズム&ヒューズスタジオ(Rhythm & Hues Studios)でレンダラ―としてご活躍中のToshi Katoさんが,11月1日(金)の午後数理情報工学科へお越しになり,西澤研究室と古市研究室を訪問されました.Toshi Katoさんは1984年に松井研をご卒業され,大学時代からアルバイトプログラマとして活躍されていた日本初のCG会社であるJCGLを経て渡米され,現在リズム&ヒューズスタジオでご活躍中のPrincipal Graphics Scientistです.卒業研究の時は23号館5階の研究室へ毎晩泊まり込み,FORTRANで隠線消去プログラムを書き,プロッタへ表示したとのこと.日本へ来る機会が大変少ないようですが,いつか学生の皆さんにハリウッドとコンピュータグラフィックスと学生時代の話しを講義していただけると良いですね.

2023年3月9日(木)に帝国ホテルで公益財団法人 科学技術融合振興財団(FOST)の2022年度FOST賞の授賞式が行われ,大学院博士後期課程3年の進士多佳子さんがFOST新人賞を受賞しました.進士さんは,同財団から助成金を得て家族間協調によるライフヒストリ記録システムの開発を行い,この成果で3月25日に博士(工学)の学位を授与されますが,この研究成果が財団によっても評価されたものです.今後は,本システムの実用化に向けての開発を続けていくとのことです.今後の研究開発及び事業化に興味のある方は,古市研究室まで問い合わせてください.

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古市先生は「2022年度日本デジタルゲーム学会賞」を受賞し,2023年2月24日〜25日に開催された 日本デジタルゲーム学会年次大会で授賞式がおこなれました.

2023年2月24日〜25日に開催された日本デジタルゲーム学会年次大会のインタラクティブセッションで3年生の佐々木唯衣さんが「白内障手術体験シミュレータ“シロ”の開発」というタイトルで発表し,学生奨励賞を受賞しました!本賞は本年次大会で学生が発表した20件の中から優秀な論文2件が選ばれたものです.受賞は筆頭著者の佐々木唯衣さんですが,共著者の渡邉雅子さん,喜内瞭君,髙橋龍世君らが全員表彰されたものです.おめでとうございます! なお,喜内君と髙橋君は1年生の学生で,古市研究室の見習い生として本研究を3年生の学生と一緒に行ってきました.

なお,古市研究室からは本発表を含めて学生が6件,教員が1件発表しました. 発表した論文一覧はResearchmapでご覧いただけます.

①白内障手術体験シミュレータ“シロ”の開発, 佐々木唯衣, 渡邉雅子, 喜内瞭, 髙橋龍世, 粟飯原萌, 古市昌一
②男性美容コンサルティングチャットボット“智慧”の試作,岡田万実, 高郁晴, 古市昌一
③忘却曲線に基づくCBTテスト対策支援システムの試作,康善伊, 中村夏帆, 古市昌一
④即答力の向上等を目的とした就職面接練習用シリアスゲームの試作,古郡映莉奈, 土田羽乃, 古市昌一
⑤新入生の大学生活に対する満足度向上を目的とした シリアスゲームの試作および1次評価, 清家光生, 木原優斗, 二神昌洋, 桒本陽希, 古市昌一
⑥運動不足解消を目的としたVR空間上で体動を利用しキャラクターを動かす シリアスゲーム “LET’S UNDO”の試作,立原慧大, 服部紀葵, 松永悠生奈, 大平純蓮, 古市昌一,日本デジタルゲーム学会第13回年次大会 2023年2月25日
⑦ゲーム教育SIG 活動報告 -勉強会8回を振返りゲームの未来を考える,岸本 好弘, 小野 憲史, 後藤 誠, 河野 義広, 財津 康輔, 川村 景吾, 粟飯原 萌, 古市 昌一,日本デジタルゲーム学会第13回年次大会 2023年2月24日

大学院博士後期課程の倉川清志君が2023年2月19日(日)に日本橋公会堂で開催された「全国志ビジネスプレゼンテーション大会」に出場し,現在研究で実施している内容等を中核とする新しいビジネスについて発表し,優勝・環境大臣賞を受賞しました.倉川清志氏は現在博士後期課程の3年生で,2023年9月の修了を目指している学生ですが,同時に(株)東京技術計算コンサルタントの代表取締役でもあります.日本大学大学院生産工学研究科の数理情報工学専攻には,在職のまま研究室で研究をすすめる社会人学生が多数在籍し,自ら会社で行っているビジネスを,学術界においても評価を高めるよう,教員や学生とともに研究を進めています.

2022年8月26日~27日,大韓民国・漣川(ヨンチョン)郡の「漣川ベースボールパーク野球場 第1,2野球場 」にて行われた「漣川(ヨンチョン)郡長杯全国聾唖者野球大会及び日本ろう野球協会チーム招待試合」に日本代表として数理情報工学科の殿山塁規君が出場し,日本代表チームが3戦3勝,優秀打者賞を受賞しました.

数理情報工学科はCG-ARTS協会認定教育校で,メディアデザインコースの学生は2年生の時からCG検定の各分野の合格を目指します.他コース(数理情報システムコース及び情報工学コース, 2022年度からそれぞれシミュレーション・データサイエンスコース及びコンピュータサイエンスコースと名称が変更となります)の学生の中にもCG検定を受検する学生が多く,毎年エキスパートの合格者でかつ授業でも優秀な成績を収めた学生が一人CG-ARTS協会賞としてノミネートされ,CG-ARTS協会から賞を受賞します.2021年度はメディアデザインコース3年の柳田大記君が受賞しました,おめでとうございます!

数理情報工学科のメディアデザインコースではCG-ARTS協会認定教育を実施しており,毎年多数の学生がCG検定(CGクリエイター,CGエンジニア,画像処理エンジニア等各部門)を受検します.今年度,CG-ARTS協会から数理情報工学科は「CG-ARTS賞 -合格者数部門-」を授賞し,数理情報工学科主任の中村先生が賞状の授与を受けました.おめでとうございます.これは今年も多くの学生がメディアデザインコースの各講義及び演習で学び,CG検定に受検して合格してくれたことのおかげです,学生諸君に感謝いたします!

数理情報工学科では多数の学生が2014年度にCG検定を受検しましたが,このたび「合格者数の部門」で優秀校として表彰されました!2012年度に「合格率の部門」で受賞したのに続き,2回目の受賞です.