2023年12月2日(土),日本大学生産工学部校友会数理情報部会懇親会が桜門会館で開催されました。参加者は49名で,1977年の卒業生から2022年の卒業生まで,幅広い年代の方々に参加していただきました。2019年からスタートしたこの懇親会ですが,コロナになってからの3年間はオンライン(Zoom)での開催でした。久しぶりの対面での開催とのこともあり,幹事の人たちはとても張り切って準備をしてくれました。
三宅修平数理情報部会長,中村喜宏学科主任の挨拶,㈱東京技術計算コンサルタント倉川清志社長の乾杯のご発声で懇親会がスタートしました。毎年好評のチーム対抗のゲームでは,「借り物競争」をしました。年代ごとにシャッフルされたチームで競った今回のゲームは,年代を超えた卒業生同士の交流が一番に深まったシーンでした。最後は,細川利典教授からの感謝のお言葉と一本締めで締めくくりました。卒業生・教職員,在学生の皆様,そしてこの会を準備してくださった幹事の皆様に心より御礼申しあげます。
9月1日に (公益社団法人)自動車技術会 振動騒音部門委員会 主催の2023技術者育成プログラム 「実学より学ぶ振動騒音技術」~学ぶなら実学から「百聞は一見に如かず」~を生産工学部で行いました.当日は現地参加45名,オンライン参加30名,講師数約20名で大盛況でした.
生産工学部には多くのサークルがありますが,最も人数が多いのは「eスポーツ研究会」です.2023年度は約180人のメンバが所属し,様々な種別に分かれて練習をしています.主な練習場は数理情報工学科のeスポーツスタジオ,大学の中でオンラインゲームをプレイできる場は,このスタジオ内だけです.
学生eスポーツ連盟主催のイーカレ APEX LEGENDS 2023 SUMMER CUPで,数理情報の1年生がメンバのTeam Dexterityが優勝しました.この写真は,日本大学新聞の取材中の様子です.
数理情報工学科にはゲーム開発に興味のある学生が毎年たくさん入学します.入学後はプログラミングの基礎等やゲーム開発には欠かせない数学,物理,そして人工知能,コンピュータグラフィックス,アニメーション等を学び,3年生ではチームでゲーム開発を行って世界に向けてストアでリリースして実績を積みます.次に,一部の学生はその腕を試すために世界各地で行われるゲーム制作を行う国際大会等にも参加します.今年はコロナ禍が明け久しぶりに対面型の国際大会「全州大学グローバルゲームジャム」が韓国で行われ,4年生の学生3名が参加してきました.今回日本大学から参加したのは生産工学部数理情報工学科 古市研究室の3名に加え,理工学部応用情報工学科 松野研究室の3名が参加した他,日本からは東京大学文学部 吉田研究室の4名も参加し,担当の古市先生によると国際大会に日本からの参加者が10名を超えるのは今回がゲームジャム史上初であろう,とのことです.
夏休み中の大学は,講義等がなくて落ちついて研究ができる絶好の期間です.この期間,教員はもちろんのこと,大学生と大学院生の多数は全国各地で行われる学会で研究成果を発表します. 古市教授が副会長を務める(一般社団法人)日本デジタルゲーム学会では2023年9月2日に成城大学で夏季研究大会を開催し,日本大学からは文理学部,理工学部,経済学部の学生らが研究成果を発表しました. 当日のプログラムはこちらから, 予稿集はこちらからダウンロードできます. 2024年の年次大会(2月末または3月初旬)では,数理情報工学科からはメディアデザインコースの学生を中心として多数の研究成果の発表が期待されます.
数理情報工学科では,以下の通り教員公募を行っています.
日本大学生産工学部数理情報工学科の教員公募 ○職種 助教または専任講師 1名 助教の場合,任期は3年(再任は2回限りとし,通算9年を超えて任用することはでき ない)ですが,所定の条件を満たし専任講師(任期なし)に昇格して頂くことを期 待しています.専任講師の場合,任期はありません. ○分野 情報工学,情報メディア,データサイエンス,数理工学等 ○着任時期 2025年4月1日 ○応募資格 博士または Ph.D. の学位を着任時に有し,将来において大学院博士後期課程におけ る研究指導ができること.本学及び本学科の研究・教育方針と研究・教育環境を理 解していること(大学・学部・学科のWeb サイト等を参照). また,その上で大学 および学科における管理運営業務に積極的に貢献する意思があること. ○業務内容 ・数理情報工学分野の教育と研究 本学科のプログラミング教育ならびに応募者の専門分野に関わる科目を担当して 頂きます.なお,本学の助教は,教授・准教授・専任講師と対等の立場で独立し た研究室を持ち卒業研究指導も行って頂きます. ・大学及び学科における管理運営業務 ○採用後の待遇 待遇:職位,給与,休日などの就業に関する条件は本学規定による. 各種保険:日本私立学校振興・共済事業団,雇用保険,労災保険加入 雇用形態:助教の場合は任期3年(再任・昇格制度あり) ○提出書類 書類はオンラインで提出頂きます. 下記の書類(1.~6.)一式を1つの PDF 形式のファイルとしてご準備ください. ファイル名は,半角アルファベットで"氏名(半角アルファベット).pdf"としてく ださい.また,7.主要論文の別刷り(5編まで)は,各論文を個別の PDF 形式のフ ァイルとしてご準備ください.ファイル名は任意で構いません. 1. 履歴書 市販の一般的な履歴書の内容を網羅していれば,様式は問いません.本人写真 は貼付してください. 2. 研究業績リスト 以下の順にリストを作成して下さい.(a)~(c) については,応募者を含む共著 者全員の氏名を掲載された順番に従って記載し,応募者の氏名にアンダーライ ンを引いて下さい. (a)学術雑誌に掲載された(または掲載が決定している)査読付き論文のリスト (b)既に出版された(または掲載が決定している)査読付き国際会議録のリスト (c)その他の特記事項(受賞歴,競争的研究資金の獲得歴,特許,口頭発表以外 の学会活動,社会活動など) 3. これまでの研究概要と今後の研究計画 (A4版2枚程度.初めに研究分野を示 すキーワードを最大3つ挙げて下さい.) 4. これまでの教育経験と今後の教育に関する抱負 (A4版2枚程度.こちらにも 初めに研究分野を示すキーワードを最大3つ挙げて下さい.) 5. 研究業績以外の特記事項 6. 応募者の教育・研究能力を評価できる方2名の氏名と連絡先 7. 主要論文の別刷り(5編まで) ○書類送付先 下記 URL の応募フォームに従って書類(PDF 形式のファイル)をご提出ください. なお,Google アカウントによるログインが必要です.
応募フォーム URL: 応募フォーム
応募フォームにて下記の情報をご記入頂きます.予めご準備をお願いいたします.
・メールアドレス
・氏名
・生年月日・年齢
・現職
・最終学歴
・専門分野・専門分野を表すキーワード(最大3つ)
・主な学会活動
・学術雑誌に掲載された(もしくは掲載が決定している)査読付き論文の件数
・既に出版された(もしくは掲載が決定している)査読付き国際会議録の論文件数
・ご自身のresearchmap.jpのURL(任意)
・ご自身の研究室もしくは研究内容等を紹介するホームページの URL(任意)
応募書類により取得した個人情報は,今回の教員採用業務以外には使用いたしません.
○応募期限
2024年9月30日(月)必着
○選考スケジュール
応募書類と面接にて選考を行う予定です. 10月中に応募書類をもとに候補者(若干
名)を選考し,候補者(若干名)の方々には数理情報工学の科目で担当を希望する
ものを1つ選び,20分間で模擬授業をして頂きます.本学科の学生への教育効果を
考慮した授業法を実践的に行ってください. また,模擬授業後に面接をさせて頂き,
最終候補者を決定し,ご連絡いたします.最終候補者の方に再度意思確認をさせて
頂いた上で, 必要書類一式をご提出頂きます. 面接の際の旅費,滞在費は応募者
の自己負担とします.
○問い合わせ先
日本大学生産工学部数理情報工学科 主任 栃窪 孝也
E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
数理情報工学科には,海外の提携校からの交換留学生が半年または1年間滞在します.コロナ禍が明けて初めての台湾・中國科技大學からの交換留学生高郁晴(カオ・ユーチンさん)が1年間の留学期間を終え,所属していた古市研究室の学生達から送別会を行ってもらいました.カオさんは留学中4年生の岡田万実さんとチームを組んで男性美容を対象とした事業戦略について研究し,「男性美容コンサルティングチャットボット“智慧”の試作」というタイトルで日本デジタルゲーム学会で発表しました.帰国後も,この事業については台湾から協力していただけることになってます.1年間の日本留学の成果を,研究室の学生達との数多くの想い出と一緒に持って帰国してください.
数理情報工学科の教員や学生が行っている研究は,応用面からは多様ですが,基盤技術の多くは共通しており,一言でくくると「数理情報工学」ですが,その中で最も多いのは,データサイエンスとモデリング&シミュレーションです.この分野の研究者は学会や研究会などで定期的に集まって研究成果の発表会を行いますが,数理情報工学科在籍中または出身の先生方が多数を占める研究会が「データ数理学研究会」です.第3回目となる「データ数理学研究会」が 2023年7月22日(土)に都内で開催され,数理情報工学科の教員をはじめ,理工学部・精密機械工学科,広島市立大学,東京情報大学,阿南高専,東京農業大学等に加えて,データサイエンスに関わる企業の皆さん等が集まりました.
当日のテーマは,広島市立大学の今井哲朗先生による「感謝送付ツールtBCによる感謝ネットワークの分析」.tBCは,数理情報工学科の大学院博士後期課程の”現役”学生倉川清志氏が経営する(株)東京技術計算コンサルタントが社内で運用するシステムで,人事評価のうち情意評価を定量的に行うことが可能なことから,実際にボーナス査定で用いられているシステムです.今井先生は本システムを約2年間運用した結果を分析し,ネットワーク理論とAIを応用した予測システム等により解析した結果について発表しました.1件の発表に対して質疑応答を含めて3時間の研究発表会となり,学会が主催する研究会と比べると更に内容の濃い研究会でした.
2023年6月17日(土)に生産工学部では実籾キャンパスのグランドでスポーツ大会が行われました.
数理情報工学科の建物のまわりには多くの学生達の憩いの場がありますが,その一つが,ニュートンのりんごの木です.2023年6月23日(金),ついにりんごが5個実をつけました!落下するのは,おそらくあと10日後です.その瞬間を動画に記録した方は,ぜひとも数理情報工学科の事務室までご報告いただければと思います ;-)
2023年度1回目のオープンキャンパスを2023年6月10日(土)に行い,数理情報工学科のブースには多数の高校生の皆さんに訪れていただきました.数理情報工学科では,手描き文字の認識を行うAIプログラミングの模擬授業と,各研究室の学生が開発したAIチャットボットやVR,モーションキャプチャやシリアスゲーム等を体験していただきました.
日本大学では毎年新入生全員を対象としてワールドカフェを実施します.対面での実施は4年目,今年は日本大学全体で約15,000人の新入生が最寄りのキャンパスに参集し,生産工学部には約1,200人の学生が集まりました.トータル3時間のワールドカフェを45秒の動画にまとめると,こんな感じです.他学部から来てくれた学生の皆さん,また機会があれば,生産工学部に来てください!
数理情報工学科では毎年10名をこす学生が教員免許取得のため教育実習に行きますが,概ね今の季節に行います.本日は,神奈川県藤沢市にある藤嶺学園藤沢高等学校で,見坐地研究室所属の4年生の学生外山隆太君が,1年生の数学を担当し,その様子を研究室の見坐地先生が見学させていただきました.担当した単元は三角関数.三角関数の定義と特徴を板書とタッチパネルを使って説明しており,見坐地先生から見てもとてもわかりやすかった授業だったそうです.
数理情報工学科の自慢の一つはeスポーツスタジオで,この施設を使って教員や学生はeスポーツをテーマとした研究に取り組んでいます.今年度,古市研究室では新たにプロのeスポーツプレイヤとして活躍している環境安全工学科4年の柿沼秀真君(今村研究室所属)の卒業研究に協力することとなり,2023年5月18日,「eスポーツは卒業研究のテーマになるか?」というタイトルで対談を行いました.
対談には古市研究室所属の博士後期課程学生関口和巳君も加わり,eスポーツ用のゲーム開発をする立場として古市教授がインタビューする形式で行いました.柿沼君は「かきP」として知られるプロのeスポーツプレイヤで(NORTHEPTION所属),Shadowverse 世界大会2021優勝, rage shadowverse 2021 winter 優勝等,学業と両立させている学生です.今回の対談では,卒業研究のテーマの洗い出しを目的として「シャドバの運要素について」をテーマとして約1時間対談を行いました.本動画では,その一部をご覧いただけます.
結論だけを言うと,卒業研究のテーマとしてプロのeスポーツプレイヤが自ら行う研究は大変貴重であることがわかるとともに,シャドバの運要素について過去の自らの対戦結果を分析することは今後のゲーム開発者にとってもとても貴重な知見となり得る,ということが本日判明しました.
今後柿沼君は過去の対戦結果のいくつかを分析し,その結果をまたこのメンバで討議することとなりました.今後の経緯をお楽しみに!
日本大学の教員がどのような研究を行っているかを広く知ってもらうため,「日本大学Web研究発表会」を行うこととなりました.本発表会では日本大学の全学部から52名の教員が選ばれ,生産工学部からは数理情報工学科の古市教授と大前専任講師が発表しました.その他に,日本大学全体には情報工学または情報科学を学ぶことができる学部が4つあり,この分野では数理情報工学科の古市教授と文理学部の大澤正彦助教が選ばれて発表しました.以下の動画2件はこれらの発表です.
数理情報工学科のeスポーツスタジオは,eスポーツを通じて人を惹きつける表現とは何かを研究することで,私たちの生活を豊かにするモノづくり・コトづくりにつながる自主創造の精神を育てることを目的として,諸大学に先駆けて令和4年(2022年)4月から運用中の施設です.ゲーミングPC11台と音響設備・配信機材を取り揃え,学生自らがイベントを企画・運営・開催することができます.
昼間は主としてeスポーツに関連する各研究用に数理情報工学科の学生が利用し,夕方以降はeスポーツ研究会(公認サークル)が大会の準備活動や,大会に向けてトレーニングに日々励んでいます.
3年生を対象とした選択科目「数理情報工学特別講義」は,毎週卒業生の方がオムニバス形式で自分の経験等に基づき現在所属する企業やその業界の紹介,後輩たちへのアドバイスを行う講義です.2023年1月20日(金)は2019年度の卒業生で現在マーケティングの会社に勤める方から「キャリアの拓き方」というタイトルで講義していただきました.この先輩は3年生の時に香港の企業で2週間の生産実習を行う等,在学中からグローバルな視点で世の中を観ることができ,現在でもその視点を活かした仕事をされているようです.
2013年3月25日(土),日本大学では卒業式が武道館で行われ,午後は津田沼キャンパスで学位記授与式が行われました..おめでとうございます!
起業支援プログラムは, 生産工学部では令和4年度に”在学中に本気で起業を目指す学生”を支援するプログラムとしてスタートしました.このプログラムは,日本大学生産工学部から学生起業家を輩出することを目指すもので,起業したい学生を本気で支援するものです. 詳しくは、リンク先のパンフレットをご覧ください.本プログラムには多数の応募があり,数理情報工学科3年生の岡田万実さんもその一人として選ばれ,2022年10月29日(土)には中間報告会が行われました.そして,2023年3月11日(土)14:30から37号館の101教室で資金調達コンペを兼ねた最終発表会が行われます.最終発表会には岡田さんを含めて3件のエントリがあり,起業支援プログラムから生まれる初の起業家を目指して,当日はビジネスプランとこの1年間の活動成果で競います.
学生起業家プログラム・資金調達コンペのお知らせ 日時:2023年3月11日(土)14:30から 場所:日本大学生産工学部 37号館101教室・オンラインでの中継も行われる予定です
現在岡田万実さんは提案している事業計画を実現するためにスマートフォン用のアプリを高郁晴さん(台湾中国科技大からの交換留学生)と共同で開発しており,その成果は2月24日に開催される日本デジタルゲーム学会の年次大会でインタラクティブセッションでの発表を予定しています.起業と事業化を目指して研究を頑張る,数理情報工学科ではこのような学生がたくさんいます.受験生の皆さんも,学んで資格を取得して就職することだけが大学に入学する目的と考えず,色々なことにチャレンジできる数理情報工学科を目指してみてはいかがでしょうか?