日本大学生産工学部 数理情報工学科 新着情報
Mathematical Information Engineering News

情報セキュリティワークショップが2014年10月10,11日に新潟県湯沢町で開催され,数理情報工学科からは,サイバーセキュリティ人材を育成するために3年生が中心となって開発したシリアスゲームを特別展示しました.展示したシリアスゲーム名は「Theマルチタスク~成り上がれ!~」,数理情報工学科の古市先生が実行委員長を務めた第2回シリアスゲームジャムで数理情報工学科の学部生及び数理情報工学専攻の大学院生約15人が参加して開発した成果を展示したもので,東京工科大の学生が開発した2本のシリアスゲームと併せて特別展示しました.

サイバーセキュリティとは,近年激増しているサイバー攻撃(コンピュータへの不正侵入,データの改ざんや破壊,情報漏えい等)に対する防御を行うことで,我が国においては2004年に首相官邸内に「情報セキュリティ政策会議」が設置された後,現在は内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)において,サイバーセキュリティ戦略の検討から研究開発戦略立案等が行われてます.IPAによると,我が国における情報セキュリティに従事する技術者は約26.5万人と言われていますが,潜在的には約8万人のセキュリティ人材が不足していると言われており,このような人材育成を目的として数理情報工学科で取り組んでいるのが,サイバーセキュリティ人材を育成するためのシリアスゲームです.

「Theマルチタスク~成り上がれ!~」は,近年我が国の企業等が脅威に晒(さら)されている標的型攻撃メールに対する対処能力の向上を目的として学部3年生と2年生及び大学院生が開発したシリアスゲームで,一般公開するのは今回が初めてでした.我が国に限らずサイバー犯罪やサイバー攻撃の件数は増大しており,警察庁や防衛省からの講演の中でも,サイバーセキュリティの人材育成が重要性を力説されており,展示会場でも関係者の方々及び企業の方から有益なコメントを沢山いただきました.今後実用化に向けての研究が大変楽しみです.

日本大学本部野球部の主将に本学科4年の石田君が就任しました.写真は2014年9月6日(土曜日)に行われた国士舘戦の様子で,背番号1の石田君が打席で活躍している様子です.当日は残念ながら延長戦の末負けましたが,次の試合に向けて更なる練習に励んでます.皆で応援しましょう![/dropcap]

市ヶ谷にある日本大学本部講堂で2014年7月19日(土)に学部連携ポスターセッションが開催され,生産工学部の代表として見坐地先生が発表されました.本ポスターセッションは,日本大学の学部同士が連携して共同研究開発プロジェクトを興すのを目的として毎年開催されるもので,見坐地先生は人体の筋骨格数理モデルについて発表しました.

第2回シリアスゲームジャム実行委員長を数理情報工学科の古市先生が務め,6月28日(土)と29日(日)の2日間シリアスゲームジャムを開催しました.本ゲームジャムには日本大学,東京工科大学,防衛大学校,早稲田大学,東京造形大学,神奈川工科大学の学生が総勢約50名集まり,2日間でサイバーセキュリティの対処能力を持った人材育成を目的としたシリアスゲームを6本開発しました.本シリアスゲームジャムについては各メディアでも報道されています.

本日(5月31日土曜日)15:00~15:45,1985年3月に数理工学科(現数理情報工学科)柴田研究室をご卒業された西岡恭史氏をお招きし,MBA取得記念講演会を実施致しました.西岡氏は(株)東京技術計算コンサルタントに入社の後,2007年より社会人大学生,2012年より社会人大学院生として学び,2014年3月に経営管理修士号(MBA)を取得されました.本日の記念講演会では修士研究として実施したITを利用した葬儀ビジネスに関する事業提案等に関してお話ししていただきました.学生の皆さんにとっては,社会人になってからも大学で学ぶ事がとても身近に感じたのではないかと思います.

2014年5月31日(土),中学二年生の方約80名が生産工学部を見学に来られ,数理情報工学科の古市研究室では,学生が開発したシリアスゲームを体験しました.4年後,この中の何人かの生徒さんが数理情報工学科を希望して入学してくれるのが楽しみです

数理情報工学専攻の博士前期課程2年生2名が,富山市で行われたロボティクス・メカトロニクス講演会2014に参加し,ポスター発表を行いました.髙橋将平さんは、「作業するロボット」のセッションで「RGB-Dカメラを用いた円柱状物体の検出及び把持手法」について,山田昂さんは「VR・ARとインタフェース」のセッションで「心の安らぎを目的とした仮想世界構築システム」のについて,大学院でのこれまでの研究成果を報告しました.

生産工学部では生産工学部では2014年5月17日に実籾キャンパスでスポーツ大会が実施され,午前中は1年生が中心となって学科対抗の競技に参加しました.今年の一年生の特長は,各競技の前に作戦会議を実施して綿密な計画をたててから競技に臨む点でした.その甲斐あって玉入れでは3位に入賞して30人分のお菓子をゲットした他,その他各競技で成果を残しました.最終的な学科別順位は後ろから数えた方が早かったような気がしますが,気分はもちろん優勝!新入生と教員とが一丸となって楽しみ,結束力が更に強くなったのが大きな成果でした.

新入生154名は,新入生オリエンテーションとして水上温泉まで1泊2日で教員と行って来ました.数理情報工学科では毎年オリエンテーションとして異なる場所へ行きますが,今年は群馬県の温泉,首都圏では既に桜の季節は終わってますが,群馬県の各地はまさに満開でした.途中富岡製糸場を訪問した他,伊香保グリーン牧場ではバーベキューを楽しむ等,新入生はこの2日間で多くの友人を作ることができました.

道中群馬県は何処も桜が満開

2月5日,数理情報工学科では卒業研究発表会を行いました.4月から卒業研究に着手する3年生も多数聴講した他,4月に研究室配属を決める2年生も,研究室選びの一環として多数聴講していました.

ヒューマンインタフェース学会主催のヒューマンインタフェースシンポジウム2013が9月10日から9月13日まで早稲田大学で開催され,数理情報工学専攻博士前期課程1年の前川君と2年の松尾君が発表しました.前川君は「タスクコヒーレンス性に着目した能動的リソース検索支援方法の提案」というタイトルでユーザの日々の操作履歴を収集することで,現在時間帯におけるファイルやWebベージの起動確率を推測しユーザのリソース検索支援を行う方法について発表しました.松尾君は「タッチタイピングを可能とする手袋型片手文字入力装置の検討」というタイトルで,手首に付けた距離センサと指先のセンサスイッチによりタッチタイピングが可能なスマートフォンやウェアラブコンピュータのための新しい文字入力方式ついて発表しました.